「そろばんのデメリット」について反論?します

そろばんのデメリット・3つの代表意見

ネットを検索していると、そろばんのデメリットについて書かれている記事を時々見かけます。その代表的なものは 「字が汚くなる」 「算数の文章題で式が書けない」 「筆算ができない」 の3つです。 ここではっきり言っておきますがすべて事実です。

デメリット1:そろばんを習うと字が汚くなる?

そろばんの練習目的は、「速く・正確に」です。 時間内になるべく多くの問題に正解することが求められます。 したがって、字を速く書く癖がついてしまいます。 ですから、この指摘に対しては、「その通りです」としかお答えできません。 しかし、字が汚いからといって優秀でないというわけでもありません。 また、そろばんを習っていても字がていねいな生徒はいます。 どうしても字が気になるなら硬筆を習いましょう。 ふだんは雑な字を書いていたとしても、「本気を出したらていねいに書ける能力」を獲得していれば問題ないと思います。

デメリット2:算数の文章題で式が書けなくなる?

この意見はちょっと私の教室にはあてはまらないのですが、これも「その通りでございます」と答えておきます。 アールズ国語そろばん教室 では、そろばん3級以上は検定試験で出題される文章題を習うことになります。 私は3級以上の生徒にはノートを用意させて、図や式をきちんと書いて問題の内容を理解させる指導を行っています。 私の教室は文章題に力を入れていますので、私の生徒は、ほとんどの子が「算数は得意」と言います。 文章題で式が書けないのは、そろばんに問題があるのではなく、通っているそろばん教室の特徴によると言えるでしょう。 競技に力を入れている教室は、必然的に算数的要素が少なくなります。 競技会での成果を「出しに行っている教室」「出ちゃう教室」では考え方や指導法が全く違います。 うちは、競技会での成果が「出ちゃう教室」です。 「出しに行っている教室」は部活と一緒です。 そういう教室では、算数や文章題がどうこうなどの教育的配慮はないものと思ってください。 その代わりと言ってはなんですが、競技は強いし十段も狙えます。 したがって、このデメリットもそういう教室にとっては真実には違いありません。 これは、良い悪いの問題ではありません。 通わせる教室の特色を考慮に入れて教室を選んでください。

デメリット3:筆算ができない?

そりゃそうでしょう。 筆算より速く答えが出るのですから。 だから、そろばんを習っていると筆算は下手になる可能性が大きくなります。 事実、そろばん日本一になった某先生も、「小学生のときわり算の筆算ができなった」と告白しています。 私自身も、小学生の時に計算ドリルの宿題がとてもめんどくさかったのを覚えています。 「そろばんでしたらすぐできるのに」といつも思っていました。 そろばんを習わせているのに、筆算ができないとなれば、親としては悲しいでしょう。 ですから、私はそろばんを習っているのに筆算ができないのは、「そろばん教室の責任」として対策や対応をすべきと考えています。 私は、そろばんのかけ算やわり算の指導をするときに、筆算のやり方を交えて解説する手法を多く用います。 そろばん式の考え方と筆算式の考え方、同じ点と違う点を示しながら、計算方法の理解を促します。

少人数制の塾で実践していること

私は、2つの教室を経営しています。私のそろばん教室の道をはさんだ向い側で、少人数制の学習塾を開いています。 算数の文章題については「条件整理」という手法を指導しています。 また、そろばん学習者に対しては、その生徒の計算力に応じて、そろばん式暗算を発揮する場面と、筆算式を徹底する場面の使い分け、暗算力を使うときの考え方にまで踏み込んで指導しています。 そろばん学習で得た高い計算力は、いわば算数数学を学習するための便利な道具です。 その道具をいかに使いこなすかを指導しています。

まとめ

ネットで見かけた「そろばんのデメリット」は、正直言って耳の痛い指摘であります。 そろばんを習ったせいで「字が汚くなった」「算数で式が書けない」「筆算ができない」と言われるのは悲しいことです。 たとえ因果関係が証明できないとしても、私としては最大限の対応はしなければならないと考えています。 私の教室では、完璧ではありませんが「そうならないように」意識し、できる範囲での対策もしております。 しかし、本格的に算数の学習に問題がある場合は、学習塾の方へご案内することもあります。 反論というほどではありませんが、そろばんのデメリットについて私見を述べさせていただきました。 最後までお読み頂きありがとうございます。
教室の詳しい内容はこちらです
さくらぷりんと
スポンサーリンク
おすすめの記事