セルフイメージの低い子供達

 うちの教室に通っている生徒が発する言葉に耳を傾けていると、現代の小学生がいかに否定的な言葉のシャワーを浴びながら毎日を過ごしているのかがよく分かります。

「私は頭が悪いから」

「このプリントは無理」  のように発言する生徒は1人や2人ではありません。

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まずは自己肯定感を高めましょう

 こうした生徒を前にしたとき、どのようにして自己肯定感を高めるかをまず考えます。

 具体的に何をするかは、生徒の学習状況によってさまざまです。生徒との対話の中で、「何であれば挑戦する気持ちになれるか」を話し合います。このように文字にすると真面目で深刻な感じがしますが、実際にはずっと笑いながら生徒と話し合いをします。話の内容の半分以上は冗談や笑い話で、冗談や笑い話の間に指導の狙いをはさんでいきます。

生徒の本音の引き出し方

 第三者の視点からは、私が1人の生徒を前に延々くだらない話をしているようにしか見えないでしょうが、冗談や笑い話を交えたほうが、生徒は高い確率で本音を話してくれます。

 真面目な雰囲気だと、生徒は中々本音を語ってくれません。

 冗談や笑い話の内容も、私自身の失敗エピソードや、いかに私が頭の悪いダメ人間かということをこれでもかと聞かせます。

私「ほら、朝家を出るときになんか忘れるじゃない?」

生徒「え、時間割は前の日の晩にするから・・・・・・」

私「マジで?!それ、すごくない?マジで?!前の日に次の日の準備終わってるとか、先生いつも朝出かける前ギリギリだし。それって先生よりすごいよね!え?先生がバカなの?」

生徒「(笑)」

 こんな調子です。

「褒めすぎはよくない」 ?

 子供を育てるときに、

「褒めて伸ばしましょう、叱ってはだめです」

と言われたり

「叱ることも必要、むしろ褒めすぎはよくない」

という意見を見たりします。

「一体どっちが正解なんだ?」となるのも無理はありません。

 たとえば、アドラー式子育て本には「結果ではなく過程を認めましょう(褒めましょうではない)」とあります。

 私が昔受けた教育者向けのセミナーでは「決して子供をおだてないこと」と教わったことがあり、なるほどと思ったものです。要するに、理由も無く褒めるのは良くないと言いたいのでしょう。

 では、褒めすぎはよくないのでしょうか?

 あまりおすすめの本ではないので著者名は伏せますが

『ほめると子どもはダメになる』

という本があり、アマゾンで高評価のレビューがついていることに驚きます。

 私は、褒めたいなら褒めればいいじゃない派閥です。

 私は、実はそれほど生徒を褒めません。普段の私の言動を見ている人は私が生徒を褒めて褒めて褒めまくっているように思われるかもしれません。しかし実は違います。

 私がやっていることは「認めて認めて認めまくり」です。

「褒める」と「認める」の違い。

「褒める」すぐれているとして、その人や事を良く言う。

「認める」目にとめる。有ることが確かだと見てとる。

 意味の違いを見て分かるように、「認める」には、過程や結果にたいする評価はありません。ただ「目にとめる」だけです。

しかし、これが奥が深いのです。私の中での「目にとめる=認める」は、

「私はあなたのことをちゃんと見ていますよ、気にかけていますよ」というメッセージを言葉やふるまいで伝えることまで含まれています。

 これを日々やり続けるだけで、生徒は私の言うことを素直に聞いてくれるようになります。

「褒める」のは、何か結果が出たり、行動があったときにしますから、「褒めるべき場面」は、誰から見ても分かりやすいものです。私からすれば、そんな誰にでも分かりやすいことを論じる必要すら感じません。

 一方で、「認める」は、教師の日々の心がけです。

 生徒が結果を出しても出さなくても、真面目に勉強していてもしていなくても「認める」ことをやり続けていく必要があります。

 生徒は、自分を認めてくれる人のために頑張ります。

日々是反省

 冒頭の話題に戻りますが、生徒の自己肯定感が低いと感じたとき、私は心の中で強く反省しています。

「この子に対する『認め方』が全く足りなかったのだ」

 もっともっと、生徒を認めてあげられる教師にならなくてはと思います。  今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

教室の詳しい内容はこちらです
さくらぷりんと
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