【嫁ブログ】『論語と算盤』渋沢栄一(守屋淳訳 現代語訳)前書き〔062〕

この本を読みたいと思ったのはYOUTUBEで中田敦彦さんが「論語と算盤」を紹介していたことがきっかけです。

紹介動画の中で、人の見方について触れていました。

人を見るときはまず、その人が何をしているかを見る。言動を見る。

次に、その人が何の為にそれを行っているかを見る。行動の目的を見る。

最後に、その人が何に最も喜びを感じているかを見る。その人の心の核を見る。

この部分を自分で見つけてみたいと思い、本の全体を読むことにしたのです。

はてさて、難易度の高そうなこの本を私が理解することが出来るのでしょうか。

だいぶ不安ですが、頑張ります。

 

いつものように本全体を各章ごとに小分けにして、進めたいと思います。

まずは、「前書き」部分です。

会社に出勤するため、いつも通りJRに乗って日経新聞をひらいた。ふと目をやると、車内吊り広告にサッポロビールのうまそうな新製品の宣伝がある。帰りに買って帰ろうと思いながら、お金を下ろすのを忘れていたことに気づき、会社近くのみずほ銀行のATMに寄る。

そういえばもう年末、クリスマスは帝国ホテルで過ごして、初詣は明治神宮にでも行くかなあ。その前に聖路加病院に入院している祖父のお見舞いにも行かなくっちゃ……。

 

これを「どこにでも転がっていそうな日常の風景」という訳者は凄いエリートなのだとちょっと引いてしまいました。

しかし続きを読み、これが渋沢栄一を紹介するための創作文書と分かり、ちょっとほっとしました。

実はここに書かれている固有名詞の全ての設立に渋沢栄一が関わっているという流れになっていました。

いかに渋沢栄一が、そこいら中の組織や建物の設立に関わっているかをイメージしやすくするための仕掛けだったようです。

それにしても、自分とは世界が違い過ぎてやはりこの本を手にしたことは間違いではないかと思ってしまいます。

十代、二十代の若者が将来の為に読むのならともかく、五十手前の私が読んでどうなるのかとちょっと悲しくなりますが、もう手遅れなので進めます。

 論語は中国の春秋時代の孔子の言葉を伝えているもので、子供用に論語かるたや大人用に論語のYOUTUBEなどもあります。

【論語指導士養成講座・第1回「論語ということば】リンクはこちら

https://www.youtube.com/watch?v=qc2mNuH9AN8

 

当然塾長(夫)は漢文調がお得意というか好みなので論語もお手の物ですが、残念ながら私は論語を勉強したことはありませんでしたので、この機会に少し触れてみたいと思い、学研の子供用の論語かるたの紹介サイトを見つけて一句ずつ読んでみました。

ところが、一句読むごとに、ブツブツと文句を言ったり、

「わからん、わからん」

と頭をかきむしる私を横で見ていた夫が、

「その辺にしておけ、今は『論語と算盤』中だろ、それにこないだ買った石平さんの『なぜ論語は「善」なのに、儒教は「悪」なのか』を読む方が先じゃないの」

とドツボに嵌っていく私を止めてくれました。

夫が止めてくれたことで「そうであった」と思いだしました。

「言い訳も立つ」とあっさりと論語を一句一句読むことを辞めた私は、本書に戻ることができました。

危うく脱線したまま帰って来れなくなるところでした。危なかった・・・

 

 

◇今から100年以上前のこと◇

渋沢栄一は欲望のままに資本主義経済を発展させては日本がえらいことになってしまうと心配しました。

それで、論語の道徳的教えとその影響を受けている日本の武士道精神を手綱にして、欲望を制御した上で日本国経済をしっかりと発展させていこうと考え、実践していきました。

そして、その考え方に基づく実践が有益であることを481社の会社設立や、500以上の慈善事業の設立に関わっていったという実績で証明していきました。

渋沢栄一の築いた日本経済は、広大過ぎて逆に名前がほとんど知られずに今日に至っているそうですが、渋沢栄一を慕う人は多く、竜門社という組織を作り、これが現在の渋沢栄一記念財団の前身だそうです。

この竜門社が『竜門雑誌』という機関誌を作り、栄一の講演の口述筆記を次々と掲載していきました。

その中から、編集者であり実用書の著者でもある梶尾彬氏が90項目を選んでテーマ別に編集したものが本書の元になるそうです。

訳者の守屋氏は漢文調の元書を現代の中学生にも読めるように現代語訳したそうです。

 

中学生にも読めるようにだそうです。

中学生以上のみなさん、ご一緒にいかがでしょうか。

 

"論語を小難しくとらえようとする学者""論語読みの論語知らず"はいくら論語をかじっていてもつまらない者として一廉の人物からは相手にされません。

なんだかますます怖くなってきました。

 

次回は『第一章 処世と信条』です。

お楽しみに。

こちらで、この記事を書くためにとったノートを公開しています。

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

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