
作文用紙を前にして、
「何を書いたらいいかわからない」
「どう書いたらいいかわからない」
と悩む人は多いと思います。
読書感想文を書いているときでも、自分の体験や感想を作文に書くときに、短くなって困ったことがあるのではないでしょうか。
私の教室の生徒にもいます。
そんなとき、いくらでも作文が書けてしまう方法の1つとして
「ボンヤリ・クッキリ法」を紹介します。
もくじ
「ボンヤリ・クッキリ法」の3用法
①くわしくする(たとえば)
②理由をつなげる(なぜなら)
③結果をつなげる(だから・そして)
この記事では「そろばんと私」という作文の書き出しを例にとって、「ボンヤリ・クッキリ法」の活用を見ていきます。
私は、そろばんが大好きです。
あまり作文を書いたことがない子だと、この1行目を書いただけで、この後をどうしていいか分からなくことがあります。
そこで「ボンヤリ・クッキリ法」を使いましょう。
①くわしくする(たとえば)
私は、そろばんが大好きです。
たとえば、あんざんです。
私は今、あんざん1級ですが、わり算が得意です。
わり算の制限時間は3分ですが、私の最高記録は1分40秒です。
この最高記録を抜くために、わり算をはかるときはすごく集中してやっています
「くわしくする」では、接続表現の「たとえば」を使って、「ボンヤリ」を「クッキリ」させます。
難しい表現では、具体化と言います。
具体化の反対は抽象化と言います。
さくらぷりんとのここから具体化と抽象化の練習をダウンロードできます。
②理由をつける(なぜなら)
私は、そろばんが大好きです。
なぜなら、検定に合格したとき、とてもうれしいからです。
私は先月の検定で、そろばん3級を受けました。
検定は、ユープラザうたづで受けます。
いつもの教室とちがうので、とても緊張しました。
それに、見取算はいつもぎりぎりだったので、ちょっと自信がなかったです。
だから、次の日教室に行って、先生に
「おめでとう」
と言われたときは、とてもうれしかったです。
「理由をつなげる」では、接続表現の「なぜなら」を使って話を展開させます。
そして、「なぜなら」の直後で「くわしくする」を使っています。このつながりは、ほとんどセットだと考えてください。
③結果をつなげる(だから・そして)
私は、そろばんが大好きです。
だから、計算がすごく得意になりました。
百マス計算は、いつもクラスで1位です。
計算が得意なのは、私のじまんです。
だから、算数も得意です。
テストはいつも100点をねらっています。
たまに、計算以外で間違うときもあるけど、だいたい100点です。
「結果をつなげる」では、「だから」や「そして」などの接続表現を使って話を広げます。
これも、直後に「百マス計算」や「テスト」という具体例を持ち出して、「くわしくする」を使っています。
このつながりも、セットです。
まとめ
①くわしくする(たとえば)
②理由をつなげる(なぜなら)
③結果をつなげる(だから・そして)
「ボンヤリ・クッキリ法」を使うことで、
「作文を書き始めたけど、このあとどうしていいか分からない」
「いつも一言書いたあと、どう続けていいか分からない」
という悩みが解消されます。
ぜひ活用してみてください。
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