
「工夫して計算しなさい」という問題があります。
例題
25×3.6×0.4=
5年生で、少数×少数を習いたてのような生徒だと、例題のような問題を見ただけで
「おえ~めんどくさい」
と言う反応になります。
しかし、そういう生徒でも、見た瞬間に36と答えが分かるようになるためにどうすればよいか。
私が実際に生徒に指導している、ちょっとした工夫をご紹介します。
まず、25×4のいろんなパターンを書きます。
生徒はたいてい
(やめてくれ……)
みたいな反応をします。
そして次に答えのところに全部100を書きます。
ここでペンを赤色に持ち替えて、
「小数の桁にはお皿、0には丸をつけて」
「小数の桁数は少なくする、0なら増やす」
と言いながら、答えを作ります。
下の写真のようになります。
同じものをコピーしておいて、目の前で練習させたり、宿題にすれば十分です。
このような問題でも
0.4×84×2500=
答えがすぐに分かるようになります。