たまには成績の上がる話を

中学生の成績アップの話です

1年1学期中間テストで学年33位だった生徒が学年末テストで学年8位になりました。

 

成績アップのポイントは社会と数学でした。

1学期中間の時点での学年順位は、社会44位、数学57位でした。これが総合順位の足を引っ張る原因になっていました。

 

今回の学年末テストでは、それぞれ社会13位、数学12位まで押し上げ、その結果総合で学年8位という結果を得ることができました。

 

では、どのようにして成績を上げたのでしょう。

社会はテスト前に以下の2点を徹底しました。

①すべて漢字で解答すること。

②先生の前で正解を言うこと。

 

①すべて漢字で解答すること。

 たとえば、「北条ときむね」などと書かずに、ちゃんと「北条時宗」と書くこと。

「社会は漢字テストと一緒」

 と言い続けて勉強してもらいました。

 

②先生の前で正解を言うこと。

 これは私の教室でなければできないことでしょう。

 学校で配られている『社会の分析』の答えをかくして、一問ずつ先生の前で正解を言うのをやってもらいました。先生の前で答えを覚えて言った後で、答えを書いてみる。それでもできない問題があるものです。その部分をテスト前日に復習するように指導しました。

 

 社会については、この他にも副読本を読んでもらったり、マンガの『日本の歴史』を読んでもらうこともあります。

 

 

数学は、分からない問題があれば、その都度先生に質問するという形式で乗り切りました。

 

もともとAさんは、そろばん教室にずっと通っていたので、暗算力については問題がありませんでした。しかし、正負の数で面食らってしまい、それから数学への苦手意識を持ってしまったようです。時間はかかりましたが、解決できてよかったと思います。

 

さて、このようにして成績を上げたのですが、Aさんが成績を上げた最大の要因は、「時間」です。

とにかく、教室へ来て、座って勉強する時間がとても多かったです。

部活が休みになるテスト期間中は、週あたり25時間以上教室で勉強していました。

部活があるときでも、教室に来れる日はなるべく勉強しに来る、そういう生活パターンを作り上げることができたのが、Aさんの勝因ではないかと思います。

そして、このことは、私が強制したのではなく、Aさん本人が自分で決めてそのようにしたことが大切です。

 

このAさんですが、2学期に動物の卵生と胎生を学習しているときに、

「先生、うさぎって卵産みますよね?」

と自信満々に聞いてきたことが思い出されます。

 

なぜAさんの「学年8位」の価値が高いのかというと、Aさんは小学校時代にまったく塾へは行っていないからです。勉強系の習い事は、私の「そろばん教室」だけでした。

小学校時代から週に何回も塾へ通い、英語教室にも通って・・・・・・というのではないのです。

地頭が飛び抜けて良いわけでもないし、前述したようにうさぎを卵生であると主張するような子ですから、自然科学の知識が豊富なわけでもありません。

ですから、今回のAさんの成績向上は、本物の努力によって手に入れた学力の結果なのです。

 

私が中学生の成績公表をためらうのは、こうした事情があるからです。

「33位が8位になりました」

だけでは、その価値が伝わらないこともあります。

受け手によっては「なんだよ8位かよ」という感想を持たれる可能性もあります。

しかし、勉強をしている当人にとって得点や順位の持つ意味や価値はそれぞれです。

Aさんは、正攻法の努力で今の成績を手に入れたので、今後大きく崩れることはないでしょう。

 

今の調子で努力を続けて、将来の夢を叶えてほしいと思います。

 

さくらぷりんと
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