一時休止にするか完全廃止にするかで熟慮と検討を重ねた結果、今年の夏に全面廃止することにいたしました。
ラッキーカードの廃止については、令和元年秋に一度検討していました。
当時は、保護者の一部の方より、ラッキーカードは是非とも続けて欲しいという要望を承り、ここまで継続してまいりました。
今回、ラッキーカードの是非について再度検討をすることになったのは、あるきっかけがありました。
それは教室内でのラッキーカードの盗難です。
こういうことは数年に一度起こってきました。
ラッキーカードを教室に採用した当時からあったことで、そういう事件が起こるたびに、私どもとしても心を痛めてまりました。
そして、今回の盗難事件をきっかけとして、ラッキーカードの運用にまつわる長所と短所、運用者である教室の責任、ラッキーカードがない場合の教室運営など多面的な検討を重ね、しっかりと対処する必要があると判断いたしました。
幼児、小学生の認知能力にはかなりの個人差があります。成長の発達の過程も同様です。ラッキーカードをきっかけとして子どもたちの健やかな成長と発達につながることを祈っておりました。
ラッキーカードの存在は幼児、小学生低学年生の学習をサポートする役割を担ってきました。ただし、ラッキーカードは手段に過ぎません。
盗難が起こることは、ラッキーカードが目的化していることの現れであります。
手段が目的を見失ってしまう事態が起こったことは本当に残念でありますが、当初よりこのことはリスクとして認識はしていました。
現在進行形でラッキーカードを楽しく集めている多くの生徒にとっては、とてもがっかりすることになるでしょうが、それも一時期のことと思います。
ラッキーカードの配布は7月末までとしますが、ここまで集めたカードはこれまで通り景品と交換することはその後も可能です。ゆっくりと終了していきたいと思います。
ちなみに、私の母の教室にはラッキーカードは存在していません。ですが、生徒は順調に成長しています。
私としては大きな衝撃は何も起こらないと考えています。
さて、ここで100枚チャレンジの抽選会について触れておきます。
今年度は、100枚チャレンジの抽選会を各学期末に3回行う予定です。
100枚チャレンジでは、不正や盗難が起こりにくい仕組みになっておりますので、安心して運用できます。
ラッキーカードの楽しみはなくなりますが、100枚チャレンジは残りますので、今後はこちらを楽しみにしてもらいたいと思います。
長くなりましたが、以上です。