
私は、子供達に勉強を教えるのが仕事ですが、
勉強の本番とはむしろ大人になってからだと思っています。
子供時代の勉強とは、
大人になってからも続く本当の勉強のための準備期間に過ぎないのではないでしょうか。
たとえば
読みたい本が難しくても読みこなせる。
難解な講義でもなんとか聞き続けられる。
興味のある理論を自分で調べ、理解することができる。
あらゆる計算を自分で行い、数値を見て検討できる。
自分が表現したいことを文章にまとめることができる。
こうした能力を大人になってから伸ばすには、それなりの土台が必要となります。
そして、これらの能力がなければ、人に与えられた情報を鵜呑みにし、
何を真実としていいかも分からないまま日々を過ごす人生になってしまいます。
結局は、こうした能力の基礎となる「読み書きそろばん」の能力を
小さな頃から鍛錬しておくことが非常に大切になってきます。
このような視点で勉強というものを捉えたとき、目先の成績や時にはまるでブランド品のように扱われる学歴の優先度はそれほど高くないことが分かってきます。
ところで、
世の中には子供達を勉強嫌いにする要素で溢れかえっています。
私の教室では、子供を勉強嫌いにしてしまう要素を極力教室からそぎ落とす努力を長年続けてきました。
同時に、一緒に勉強をする子供達への言葉かけや叱り方の研究、試行錯誤も平行して行ってきました。
圧力・恫喝・恐怖を動機とする学習が健全でないことは明らかです。
逆に、自分で考え、主体的に学習することができれば理想的です。
自分で考え、主体的に学習する態度。
長い時間をかけてこれを育成する教室でありたいと考えています。
興味のある方は、お気軽にメールやお電話をください。