
塾長です。
本日の記事は600字以内に収めました。2分以内に読めると思いますので、どうぞお付き合いください。
向上心は、人が元来持っている自然な感情だと思います。
ところが、こんなことを言う子供がいます。
「それ、習ってない」
習っていないから知らなくていいというのです。
皆様、これが「解答ファシズム」の成果です。
習ってない漢字は書いてはいけない
という不可解なルールが、子供の向上心の芽を摘んでしまうのです。
一方で、習っていない漢字を書く子供を見て
「すごいね」
「難しい漢字を知ってるんだね」
と褒めてくれる教師も存在します。
子供にとって、どちらの教師に当たるのが幸福であるかは明らかです。
それにしても、「習ってない漢字」を書いてはいけないとなると、さまざまな矛盾が生じます。
4年生の都道府県テストをはじめ、社会では
「国語で習ってない?そんなん知るか!」
とばかりに、未習の漢字がバンバン出てきます。
極めつけは、6年での「墾田永年私財法」です。
まあ、仁徳天皇陵を「大仙古墳」、聖徳太子を「厩戸皇子」と覚えさせるような素っ頓狂な奴らですから、こういう矛盾は今後も一切説明されないでしょうね。
習ってない漢字を
あるときは「書くな」といい、あるときは「読め・書け」という。
そして、自分の名前さえも、漢字で書いたら怒られる。
勉強って、こんなに窮屈で本当にいいのでしょうか。
文中にあった「解答ファシズム」についてはこちらの記事で解説しています。