
10年くらい前の私は、なかなか勉強しない生徒に対してどんなことを言っていたかというと
「世の中には、勉強したくてもできない子供がいるのだから、おまえさんは恵まれているのだからちゃんと勉強しなさい」
みたいなことを言っていました。
もちろんこんなことを言っても、子供は勉強するようにはなりません。
では、今の私はどうしているか。
「先生と一緒にやろう」
と言って私の前に来て勉強してもらいます。
一緒に勉強するときに大切なことがあります。
それは、必ず私が上機嫌でいることです。
私が不機嫌そうにしていると生徒は緊張します。
昔の私は、すごいオーラを出していたためか、私が教室に入るだけで子供たちが
シーン
となったものです。
まるで恐怖政治の独裁者のようです。
今は、縁側ですずめにえさをあげるじいさんのような雰囲気を心がけています。
こちらの方がよく勉強してくれるようになりました。
不思議なものです。