そろばんって、何才から習いはじめるのが正解?→幼児から始めるのがおすすめです。

そろばん学習を始める時期に正解はありませんが、あえておすすめを言うなら幼児期から始めるのがよいと思います。

 

他の場所でも言及していますが、何歳というのはありません

「本人が数に興味を持ったとき」

が習い始めにはよいタイミングになると思います。

 

幼児から始める場合と小学生で始める場合では、そろばん学習との向き合い方や考え方も変わってきます。

そのあたりのお話は、こちらの記事でまとめさせていただきました。

そろばん学習を始めるのは、何歳でもかまいません。ただし・・・〔そろばん学習を始める時期別注意点〕

 

この記事では、幼児に私の教室で行っている指導をご紹介いたします。

 

ですが、その前に。

話はそれるようで恐縮なのですが、ある日、「公文とそろばん」いうワードでネットを検索していたら、とある記事にぶつかりました。

もくじ

公文とそろばんの比較記事

その記事は、現役の塾講師の先生が書いたものでした。

そして記事中で公文とそろばんを比較して

「圧倒的な公文推し」

をしていました。

これまでも公文推しの記事はさんざん見かけてきたので、それはそれで別によいのです。

ただ、公文を推して、そろばんを推さない理由として1つだけひっかかるものがありました。

 

それは、

「そろばんは習得に時間がかかるからおすすめしない」

という理由です。

 

どんな技能にせよ、本当の意味で役に立つレベルに到達するためには、習得に時間がかかるのは当たり前です。

 

また、習得に時間がかかったのであれば、その技能は学習者の血肉となって、長い間その人を助けるでしょう。

 

だから、「そろばんで得た計算力は一生の財産」になるのです。

 

数字をぱっと見ただけで、頭の中で勝手に答えが浮かぶ世界には、手に入れた者にしか分からない利便性と優越性があります。

 

「習得に時間がかかる」

というのは、そろばん学習のデメリットでもなんでもありません。

技能の習得は、何であれ時間がかかるものであり、時間をかけて習得するからこそ価値があると私は考えます。

 

 

さて、前置きが長くなりました。

幼児期のそろばん学習がおすすめである理由はこのことと関わりがあります。

つまり、

「そろばんの習得(上級に合格すること)は時間がかかる」→「なるべく早く始めた方がよい」

となります。

 

ところで、そろばんは指先を使って数を操作します。

これによって、指先の巧緻性を高めることができます。

しかも私の教室では幼児も両手入れでそろばんを操作させますので、利き手でない方の指もたくさん使うことになります。

 

また、これも指先の巧緻性に含まれますが、幼児にとって「手と目の同期」の訓練はとても重要です。

そろばんを指先で操作すること自体が、幼児にとってはさまざまな効果をもたらす活動になっているのです。

 

 

アールズの幼児指導

さて、私の教室のでは、幼児に3つの指導を行っています。

「そろばん」「こくご」「つみき」

の3つです。

 

そして、教室では、幼児に次のようなことをしています。

 

数の基本 → そろばん

 

 

小さい子に数を教えるとき、いきなりそろばんを持たせることはいたしません。

少なくとも1~5の数の概念と感覚をしっかりと身に付けておくことが大切です。

 

私の教室では、幼児向けに、そろばんの準備学習としての教材を何通りかそろえています。

準備学習によって、1~5までの数の概念と感覚がある程度身についたところでそろばん学習を開始します。

 

そろばん学習が始まれば、数の世界はどんどん広がります。

幼児から始めることで、小学校に上がる前にかけ算の九九を学習したり、実際にかけ算やわり算をそろばんで計算したりします。

 

場合によっては、かけ算やわり算を暗算で計算するレベルに到達することもあります。

 

かけ算やわり算を暗算で計算する

 

とは、具体的にどういうことかイメージしやすいように暗算5級のかけ算問題を貼っておきます。ぜひクリックしてご覧ください。

これを3分以内で行います。

 

私の教室では、単なる通過点に過ぎません。

 

仮に幼児で到達できなくても、小学校の1~2年生でこれができれば、学習面において強烈なアドバンテージになります。

 

 

ことば

幼児期は、かずだけでなくことばの学習も重要です。

 

私の教室では、『こくごイロハ』というひらがな、カタカナ、漢字の導入教材を常用しています。

よくできる子には、俳句やことわざの暗誦もやってもらいます。

 

ひらがな・カタカナよりも、幼児が漢字を学習しやすいことはもう何十年も前から言われていることです。

したがって、私の教室の幼児教材には、漢字がたくさん出てきます。

 

積み木

1回の学習でかずとことばだけでは、たいていの子はあきてしまうので、積み木の学習を用意しています。

はじめは、同じ形をのせるだけの活動から、お手本を見て立体的な形を作るものまで、難易度に段階をつけた『積み木の本』を作成しています。

 

どの子も楽しく積み木の学習をしてくれます。

 

まとめ

あくまでも、学習の中心はそろばんです。

幼児期から習い始めることで、小学生に上がる頃には、すでに相当な計算能力を手に入れていることになります。

 

私の教室が、低学年での暗算1級合格者や有段者を多数輩出してきた背景には、しっかりとした幼児の指導があります。

 

しかも、私を含め現場の教師は、一人ひとりの性格を見て細かく対応を変えます。

 

幼児の習い事で迷っている方は、ぜひ私どもにおまかせください。

 

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