「そろばんのデメリット」について反論?します

(令和2年9月30日・リライトしました)

スポンサーリンク

そろばんのデメリット・3つの代表意見

ネットを検索していると、そろばんのデメリットについて書かれている記事を時々見かけます。

その代表的なものは

「字が汚くなる」

「算数の文章題で式が書けない」

「筆算ができない」

の3つです。

ここではっきり言っておきますがすべて事実です。

デメリット1:そろばんを習うと字が汚くなる?

そろばんの練習目的は、「速く・正確に」です。

時間内になるべく多くの問題に正解することが求められます。

したがって、字を速く書く癖がついてしまいます。

ですから、この指摘に対しては、「だいたいその通りです」としかお答えできません。

しかし、字が汚いからといって優秀でないというわけでもありません。

また、そろばんを習っていても字がていねいな生徒はいます。

どうしても字が気になるなら硬筆を習いましょう。

ふだんは雑な字を書いていたとしても、「本気を出したらていねいに書ける能力」を獲得していれば問題ないと思います。

また、そろばんの検定では、級や段が上がるにつれて、雑な数字は不正解として×されるようになります。

私の教室が所属する全国珠算教育連盟(全珠連)では、その採点基準が明確に定められており、生徒は検定に合格するためには、きちんとした字を書かなくてはなりません。

文化と科学を混同しません

字をていねいに、美しく書くことが好まれるのは、日本人の文化です。

習字は平安時代から盛んで、数多くの流派が生まれました。

しかし、字の美しさや丁寧さと知性が比例するという「科学的な根拠がある話」を、私は聞いたことがありません。

勉強を指導していると、「字がきたない」ことを注意したくなる場面が何度もありますが、それは日本人の本能としての無意識の作用だと自戒するようにしています。

生徒達には、TPOに合わせて、字のていねいさを調節するように指導しています。

デメリット2:算数の文章題で式が書けなくなる?

この意見はちょっと私の教室にはあてはまりません。

一般的には、そういう傾向もあるでしょうから、これも「だいたいその通りでございます」と答えておきます。

アールズ国語そろばん教室 では、そろばん3級以上は検定試験で出題される文章題を習うことになります。

3級以上の生徒にはノートを用意させて、図や式をきちんと書いて問題の内容を理解させる指導を行っています。

私の教室は文章題に力を入れていますので、私の生徒は、ほとんどの子が「算数は得意」と言います。

文章題で式が書けないのは、そろばんに問題があるのではなく、通っているそろばん教室の特徴によると言えるでしょう。

競技に力を入れている教室は、必然的に算数的要素が少なくなります。

競技会での成果を「出しに行っている教室」と「出ちゃう教室」では考え方や指導法が全く違います。

うちは、競技会での成果を狙って出しにいったりはしません。

競技会に力を入れて、成果を「出しに行っている教室」は部活のようなものと考えてください。

そういう教室では、算数や文章題がどうこうなどの教育的配慮はないものと思ってください。

その代わりと言ってはなんですが、競技は強いし十段も狙えます。

したがって、このデメリットもそういう教室にとっては真実には違いありません。

これは、良い悪いの問題ではありません。

通わせる教室の特色を考慮に入れて教室を選んでください。

私の教室に通って、文章題が苦手になることはありません。

デメリット3:筆算ができない?

そりゃそうでしょう。 筆算より速く答えが出るのですから。

だから、そろばんを習っていると筆算は下手になる可能性が大きくなります。

事実、そろばん日本一になった某先生も、「小学生のときわり算の筆算ができなった」と告白しています。

私自身も、小学生の時に計算ドリルの宿題がとてもめんどくさかったのを覚えています。

しかし、算数は得意でした。

そろばんを習わせているのに、筆算ができないとなれば、親としては悲しいでしょう。

ですから、私はそろばんを習っているのに筆算ができないのは、「そろばん教室の責任」として対策や対応をすべきと考えていますが……

そもそも、小学校の筆算レベルでつまづくようでは、そろばんの練習もしっかりできていない可能性が濃厚です。

なぜなら、ある程度暗算の級が上がってくると、こうした問題は関係なくなる、あるいは気にならなくなるからです。

筆算式を上回る圧倒的な計算力が身につくため、筆算をするまでもなく、ひと目見ただけで答えが見えてしまいます。

したがって、こういう細かい問題は気にせず、ひとたびそろばんを習い始めたなら、暗算1級合格目指して一心に練習するのが良いと思います。

少人数制の塾で実践していること

私は、2つの教室を経営しています。

私のそろばん教室の道をはさんだ向い側で、少人数制の学習塾を開いています。

そろばん学習者に対しては、

その生徒の計算力に応じて、

そろばん式暗算を発揮する場面と、筆算式を徹底する場面の使い分け、暗算力を使うときの考え方にまで踏み込んで指導しています。

そろばん学習で得た高い計算力は、いわば算数数学を学習するための便利な道具です。

その道具をいかに使いこなすかを指導しています。

まとめ

ネットで見かけた「そろばんのデメリット」は、私にとってはどうでもよい問題でした。

「字が汚い」「算数で式が書けない」「筆算ができない」などの問題をそろばんのせいにするのは、たしかに「一般的には当たっている」かもしれません。

しかし、私の教室はかなり変わったそろばん教室ですので、すでに対策済みというか、正直どうでもよい問題でした。

では、そろばんを習うメリットは?

という疑問を抱いた方は、私が作成した『そろばんピラミッド』をご覧ください。

こちらのページ下部で公開しております。

教室の詳しい内容はこちらです
さくらぷりんと
スポンサーリンク
おすすめの記事