
ハッピーかい?
昨日は、顔を合わせる生徒にハッピーアンケートをやってみました。
「いよお、○○ちゃん。今ハッピー?」
生徒はいろいろな答えを返してくれます。
「ハッピーじゃない」
と答えた生徒が何人かいました。
理由を聞いたら、
「家に帰ったら、まだ宿題が残っているから。」
だそうです。
「土曜日は、習い事がたくさんあって、疲れたから」
という答えもありました。
一方で、
「ハッピーだよ。」
と答えた生徒もたくさんいました。
「明日(日曜日)にお出かけするから。」
「明日は朝寝坊できるから。」
「帰って犬と遊ぶから。」
「今日はゲームできるから。」 などなど、いろいろな答えを返してくれました。
何がしたいのか?
生徒のセルフイメージを高めるためには、その生徒のことを「知る」ことが出発点になります。生徒のことを何も知らないのに、その生徒のセルフイメージを高める言葉かけはできません。
しかし、普段の教室では、日常的な会話をするには時間的にも限られていますし、本来の勉強を教えることを後回しにしてヒアリングばかりするわけにもいきません。
短い時間のコミュニケーションで、生徒の日常を垣間見るような情報を引き出すにはちょっとした工夫が必要となります。
その技術の1つが「ハッピーアンケート」です。 「ハッピーかい?」をきっかけにして、日常的なことだけでなく、生徒の悩みやストレスを聞きだせることもあります。
生徒のことを理解するのは大変
教師は、当たり前ですが生徒とは教室でしか会うことがありません。
生徒の生活習慣や家での様子は、こちらから積極的に聞かない限り分かることはできません。
かりに、じっくりとヒアリングできたとしても、実際に教師が生徒に随伴して行動するわけではないので、あくまでも「体験」としてではなく、「情報」としてしか知ることができません。
それでも、私は生徒の性格や思っていること、得意なこと苦手なこと、好きなこと嫌いなことをなるべく多く知りたいと考えています。
その生徒との何気ないやりとりで知り得た、ちょっとしたことが、生徒のマインドセットを変えるきっかけになるかもしれないからです。
子供も大人も、自分の理解者のために頑張ります。
子供にとっての一番の理解者は、まず親です。
親の次に理解者となるべきは、先生です。
できるだけ生徒のことを多く知り、理解者として存在していたいものです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。