【嫁ブログ】親切なアドバイス その2・後編〔031〕
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前回、娘を丸亀養護学校休校に入学させることを決めた経緯をお話させて頂きました。

その後、入学の為の提出物を学校に届けるために何度か入学前もタクシーで足を運びました。

その帰りのタクシーで運転手さんに話しかけられた時のお話です。

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運転手さんからのアドバイス

運転手さん「お客さんはこちらに御用があったのですか。」

私「はい、この春娘が入学するのでその準備でちょっと用がありました。」

運転手さん「うちの子はもう大人なんですが、うちの子もここに通っていたんですよ。」

私「えっ、そうなんですか。」

運転手さん「うちは『療育手帳』Bだんたんですけどね、普通の小学校に通わせていて、特殊学級だったんですけど、どうしてもうまくいかなくて中学部からこっちに途中から移ってきたんです。」

私「そうですか。」

運転手さん「普通の小学校の頃は私も妻もしょっちゅう学校に行って先生ともめましたよ。」

「私は、息子の為にタクシーの仕事に転職したんですけど、うちの奥さんが基本的には息子のことを見ていてずいぶん大変だったようです。」

私「それは大変でしたね。」

運転手さん「うちの子はね、一見普通に見えるんです。見ただけでは全くの普通です。だから大変だったんです。」

私「はい、はい。そうですよね。」

運転手さん「普通に見えるんですが、言葉が喋れないんです。片言どまりです。大人になった今でも同じです。」

「今はね、障害者枠で親切な社長さんに採用してもらってそこで仕事をしています。

一人暮らしなんかできるようにはなりませんよ。今でも親が全部面倒を見ています。

でもね、一人で年に何回も旅行に行くんですよ。

喋れなくても今はインターネットでチケットも買えるし宿泊予約もできますからね。つい最近は北海道に行ってきてましたよ。」

私「すごいですね~。」

運転手さん「おたくのお子さんの認定は?」

私「うちは〇B(マルビー)です。うちも喋れません。

まだ二語文もダメです。3歳になっても『おかあさん』が言えず、言葉は何もかも『あった』、『あった』と言ってました。

3歳の冬に『おかあさん』と言えるようになったときは泣きました。」

運転手さん「あのね、養護学校に入学したとしても学校に任せっきりじゃいけませんよ。絶対にね。」

「養護学校は小学部、中学部、高等学部と長いでしょ。

それでね、長い間に何回も何回も校長先生が変わるんです。

校風は校長先生が変わるごとに変わるんですよ。

いい期間もあれば、ひどい期間もあります。

担任の先生もどんどん変わるんですけどね、担任の先生も校長先生と同じで一般の普通の学校から転任してくるんです。

経験も知識もほとんどないまま、嫌々で仕方なく転任してくる先生も多いんです。

だからねぇ、うちの子は結構ひどい先生にあたってしまって悔しい思いをしたこともあるんです。

私が息子の異変に気付いて学校の担任の先生に話をしに行ったら、

『私は強制的にここに赴任させられて仕方なくあなたの子供を見ているんです。』

と私に面と向かって言った先生もいましたよ。」

私「うわぁ~。知りませんでした。」

運転手さん「だからね、絶対に先生に任せっきりにしてはいけませんよ。

子供の事をよ~く親が見ていないといけませんよ。

それでね、気付いたらどんどん学校に言ったらいいですよ。

ものを言わずに黙っていたらいけませんよ。

なんどもいいますけど、親が見ていないといけませんよ。」

私「ありがとうございます。私は養護学校に入れたことで安心してしまってました。そうじゃないんですね。ビックリです。わかりました。気をつけておきます。」

私「ちなみになんですけど、息子さんが就職できた先の会社の名前を教えてもらうことはできますか。」

運転手さん「すみません、それは出来ないんです。

その会社の社長さんに迷惑をかけることになりますから。

障害者を雇うのは大変なんです。

会社によっては、採用されても何も知らない社員の人たちの無理解からのいじめで結局やめなければいけない会社も多いんです。

たまたま理解があっていい会社であっても、実際その職場の仕事に適応できるかどうかは難しい問題なんです。

障害者といっても一人一人まったく違うでしょ、だから、紹介してもらうのと仕事が務まるのとはまた別問題なんです。

たまたまうちの息子は今のところでうまくいっているだけなんです。

そういうわけで問題が多くて言えないんです。」

私「すみません、そうですよね。本当にすみません。」

 

運転手さんとの会話はその後も家の玄関先まで続きました。

娘の入学前に貴重な体験談が聞けて良かったと思います。

養護学校も普通の学校も先生はどんどん変わっていくのは同じ事で、

一般の普通の学校から赴任してくる先生も多くて専門の先生ばかりじゃないようです。

たまたま当たった先生によって左右される子供を守れるのは親しかいないんですね。

そして娘は、2019年の4月に1年生になりました。

学年主任の先生も、担任の先生も、花◎の素敵で優しくて観音様のような先生方でとてもうれしかったです。

校長先生は新任の先生で、元は高校の生物がご専門で昨年までは教育委員会にいらしたそうです。

副校長先生はお二人いらして、とてもとてもあったかい笑顔と声音の素敵な先生方です。

350人前後いる全校生徒の中で制服が着れないのはうちの娘だけです。

それでも校長先生も副校長先生も担任の先生も怒らずにいてくれています。

「今日はいつもと違う綺麗な格好してるね。」

といって笑ってくれます。

そういうわけで、とりあえず今はほっとしています。

 

 

 

 

 

 

 

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さくらぷりんと
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