【嫁ブログ】自由研究殺人事件〔037〕

解決に導くには、まず「手掛かり」が必要です。

私は息子と娘に一度か二度言ったことがあります。

「出来ることは出来る。出来ないことは出来ない。」

「出来ないことを出来るようにするには、まず、出来るようにしてからする。」と。

まるでトンチみたいですけど、私は大真面目です。

 

言い換えるとこういうことです。

「一見出来ないように思えること、見えることも第三の道、第四の道を探ってみる価値はあるのではないか。

解決のための手段や方法を変えたり、見方を変えることで解決の糸口が見つかるかもしれない。

その上で手順を踏んで出来るように試行錯誤してみてはどうか。」

という提案です。

 

今年はコロナで自由研究の宿題は出ていないかもしれません。

ですが、例として分かりやすいので"自由研究"でお話させて頂きます。

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 櫻子への指令

ある日のこと、櫻子さんは近々に

「自由かつ斬新な個人研究課題」のレポートを大勢の人の前で発表しなければいけない

という指令が国家の重要機密組織から内々に下りました。

櫻子さんは自らのキャパを完全に超えている重すぎる指令に恐れおののきました。

時間の猶予もほとんど与えられていません。

内々の指令なので、誰かに相談することもできません。

「自由かつ斬新な個人研究課題」のレポートということですが、

ネットからちょいちょいと検索してきた内容では、もしコピペがバレたら大変なことになるのでそれもできません。

崩れ落ちそうな不安な気持ちをなんとか抑え込み、

『なんとかしなければ、なんとかしなければ』

と図書館や書店で多岐にわたる分野の資料を最大限にかき集めることまではやってみました。

ここからいったい私はどうすればいいのだろう。

 事件発生

翌日、櫻子さんと連絡が急に取れなくなった友人の一人が

これは何かあったのかもしれない

と勘が働き、櫻子さんの家を訪れたところ、そこに櫻子さんの死体を発見しました。

 櫻子さんは山のような書籍に埋もれて絶命していました。

検視の結果、外傷らしいものは見当たらなかったということです。

事故か自殺か、はたまた他殺か謎は深まります。

 

先に事件の真相を皆さんにネタバレします。

犯人は第一発見者の友人です

友人A

この友人Aは、実は櫻子さんと同じ指令を国家の重要機密組織から受けていた。

国家の重要機密組織は一人一人を完全には信用していなかったため、保険として総勢34名に対して、

「この指令は君一人だけの重要任務だ。決して口外しないように。」

と口止めしたうえで強制指令を下していたのだ。

ところが、犯人であるこの友人Aは図書館で大量の資料と本をかき集めている櫻子さんを目撃し、

その不審な行動を怪しんで櫻子さんの家まで尾行してきたのだ。

ところがその尾行が櫻子さんに家の前でバレてしまう。

国家の重要機密組織の「決して口外してはいけない」という言葉を信じていた櫻子さんは

「しまった!」と焦る。

焦ったあまり友人Aを無理やり家の中に入れて懸命に口止めしようと懇願したが、

友人Aは自分も同様な国家指令を受け取っている為、櫻子さんに真実を告げようとこちらも焦る。

櫻子さんは動揺しすぎていた為に、友人Aの言っている意味がすぐに飲み込めず、思わず友人Aを突き飛ばしてしまう。

激しく後ろ向きに転倒した友人Aは

「これは危険だ。逃げなければ自分が危ない。」

と一旦櫻子さんの家から逃げることにした。

櫻子さんは後を追おうとしてきたが、辛くも逃げ切った友人Aはこれからどうしようかと悩んだ。

櫻子さんは自分の口を封じるために殺しにやってくるかもしれない。

先ほどの剣幕から容易に想像できることだった。

友人Aは前々から独自に研究していた薬品Kを櫻子さんに試すことにした。

本来は「自由かつ斬新な個人研究課題」のテーマとして崇高な理想の元に研究してきた薬品Kだが、

研究の成果を試すために櫻子さんを実験台に使うことを思いついてしまったのだ。

自分の命を狙っている女を実験台にして何が悪い。

お互い様ではないか。

こうして、再び「先ほどは誤解をさせてすまなかった。」と言って櫻子さんを油断させ、

家に上がり込み、友人Aはまんまと櫻子さんの死を通して実験の成果を手に入れた。

 

しかし、初動捜査に当たった機動捜査隊の刑事たちは死体の周辺に散らばっていた本や資料の多くが図書館から借りてきたものであることに直ぐに気付いた。(機動捜査隊のイメージは綾野剛と星野源です。)

そしてこれを最初の手掛かりとし、捜査を開始した。

次に刑事たちは図書館の目撃証言を探った。

残念ながら目撃証言は得られなかったが、友人Aは櫻子とたまたま同じ図書館の利用者だったため、

利用者データ記録からその存在が浮かび上がる。

そして、刑事たちは独自経路を使って警察上層部からの重要な内部情報を得る。

国家の重要機密組織による「自由かつ斬新な個人研究課題」の存在である。

優秀な刑事たち(あくまでも綾野剛と星野源のイメージでお願いします)は34名の指令受諾者名簿の存在を突き止める。

この指令受諾者名簿と図書館利用者データの照合により友人Aは重要参考人となる。

刑事たちは友人Aに事情聴取を受けるよう促すために友人Aの研究室へ出向いた。

星野源「○○さん、『自由かつ斬新な個人研究課題』についてお話を聞かせてください。」

友人Aは咄嗟に星野源に向って手に持っていた鞄を投げつけて逃げようとする。

鞄を軽くかわし、大人しく任意同行に従うよう求めて呼び止める星野源。

(ここら辺で米津玄師♪を脳内で流し始めてください)

呼び止めを振り切り、足をもつれさせながら懸命に走り逃げようとする容疑者A。

そこへ仲間の警察のパトカーが集まってきたサイレンの音が聞こえてくる。

容疑者Aが建物の塀をよじ登り柵の向こうへ逃げ切ろうとするところへ綾野剛が走り追いつきその場に取り押さえる。

容疑者Aはもう逃げられないと思い、刑事たち(取あえず戻しておきます)の目の前で薬品Kをあおり飲んで自殺を図ろうとする。

その場に倒れた容疑者Aは直ぐに救急車で運ばれた。

そして懸命に緊急救命治療が行われたが必死の救命治療の甲斐も無く、意識が戻ることはなく10日後に亡くなった。

国家の重要機密組織はレポート要請者の中から殺人者と被害者を出してしまったことを隠すために何事もなかったかのようにこの指令を打ち切りとした。

 そして自由研究・・・

難問にぶち当たったときは落ち着いて手順を試行錯誤しましょう。

櫻子のようにならない為に、「自由研究」はひとつひとつ段階を追って仕上げていきましょう。

櫻子はそもそもテーマを決めていませんでしたよね。

優秀な刑事のように一見手掛かり無しに見える問題も何かきっかけ(手掛かり)となる糸口をいろいろと考えてみたら案外うまくいくかもしれません。

 

今日は以上です。

 

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さくらぷりんと
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