【嫁ブログ】『星の王子さま』との付き合い方・第2夜〔049〕

第2夜と言いつつ、公開が朝なのはお許しください。

さっそくChapter6からいってみましょう。

スポンサーリンク

『星の王子さま』との付き合い方・第2夜

Chapter6

P33星の王子さま「ぼく、夕陽が大好きなの。見に行こうよ、夕陽を……」
P34星の王子さま「陽が沈むのを、一日に44回見たこともあったよ!」

これは空を自由に飛んでいたサン・テグジュペリの実話ではないかと思わせられます。

Chapter7

P35
五日目、またもヒツジのおかげで、王子さまの秘密がひとつ明らかになった。

 今更ですが、「ヒツジ」は重要なのですね。この物語は「王子さまの秘密をひとつひとつ明らかにしていく展開」ですすんでいます。

P17に「たまたま王子さまの口から出たことばが、つながっていってのことだった。」

とあるように、唐突な王子さまのことばとヒツジの二つの鍵で秘密は明らかになっていくようです。

P37
僕「てきとうに答えただけだ。大事なことで、忙しいんだ、僕は!」
王子さまは、ぼう然としてこちらを見つめた。
星の王子さま「大事なこと!」「おとなみたいな言い方だ!」「きみはごちゃ混ぜにしてる……大事なこともそうでないことも、いっしょくたにしてる!」
王子さまは、本気で怒っていた。

星の王子さまが本気で怒って言った言葉は重要なところだと思います。
「大人は本当に大事なことを見失っている」と明確に言っています。

P38
星の王子さま「ぼく、まっ赤な顔のおじさんがいる星に、行ったことがある。
おじさんは、一度も花の香りをかいだことがなかった。
星を見たこともなかった。
誰も愛したことがなかった。
たし算以外は、なにもしたことがなかった。
一日じゅう、きみみたいにくり返してた。
『大事なことで忙しい!私は有能は人間だから!』そうしてふんぞり返ってた。
でもそんなのは人間じゃない。キノコだ!」

すごい迫力と剣幕です。圧倒されます。感動的です。

誰もがこの手の人に何度も出くわすのが日常というものです。

ここに見えてくる人物像は、確かに仕事で優秀な成果を上げて世間から一目置かれている人。

そこそこの収入も安定している人。

もし自分がいなければ仕事関係者の人間は一日も無事にその日を終えることが出来ないと信じている人。

そんなイメージです。

さぞかし忙しいに違いありません。

でも、人間じゃないのか…… それは大変です。

P38、39
星の王子さま「何百万年も昔から、花はトゲをつけている。
何百万年も昔から、ヒツジはそれでも花を食べる。
なんの役にも立たないトゲをつけるのに、どうして花があんなに苦労するのか、それを知りたいと思うのが、大事なことじゃないって言うの?
ヒツジと花の戦いが、重要じゃないって言うの?
赤い顔の太ったおじさんのたし算より、大事でも重要でもないって言うの?
ぼくはこの世で一輪だけの花を知っていて、それはぼくの星以外どこにも咲いていないのに、
小さなヒツジがある朝、なんにも考えずにぱくっと、こんなふうに、その花を食べてしまっても、
それが重要じゃないって言うの!」

これはめちゃくちゃ大変なことを星の王子さまはサラッと言いました。

えっ、なんだって!たった一輪の、唯一無二の、最初で最後の一輪をぱくっと…… ヒツジが…… 

あの~、それはつまり、その一輪さん、いなくなってしまうかもしれないんですね。

消滅してしまうかもしれないんですね。そうなったら、取り返しはつかないんですね。ヤバいです。

星の王子さまのヒツジさん、いわゆるただのヒツジさんではないわけですよね。

ヒツジは何かの例えですよね。

一輪さんも何かの例えですよね。

ヒツジが何かも、一輪さんが何かもそれは私にはちょっと今すぐにはわかりませんが、何かが何かをある朝、ぱくっと完全消滅させてしまうかもしれないお話ですよね。

えらいことです。

星の王子さまのいうことはごもっともです。

はい、これ以上ないくらい重要なお話です。

P39
星の王子さま「もしも誰かが、何百万も何百万もある星のうち、たったひとつに咲いている花を愛していたら、その人は星空を見つめるだけで幸せになれる。〈ぼくの花が、あのどこかにある〉って思ってね。でも、もしその花がヒツジに食べられてしまったら、その人にとっては、星という星が突然、全部消えてしまったみたいになるんだ!それが重要じゃないって言うの!」

星という星が突然、全部消えてしまったみたいに、とあります。真っ暗です。

夢も希望も無い真っ暗闇です。生きる勇気も出ません。

これはひょっとして「絶望」というものではないですか?

思考を逆算するとこうなります。

絶望 → 花(○○)の消滅 → ヒツジ(○○)がたった一つの大切な花(○○)をある朝ぱくっと食べて消化してしまった → その人は星空(○○の世界)を見つめるだけで花(○○)の存在を思い幸せになれる → ある人が何百万も何百万もある星(○○)のうち、たった一つに咲いている花(○○)を愛していた。

たった一つの花(○○)は美しいものかもしれない。

多くの人を魅了するものかもしれない。

そしてか弱いものかもしれない。

美しいがために襲われやすいものかもしれない。

狙われやすいものかもしれない。

たった一つの花(○○)は神々しいものかもしれない。

神秘的なものかもしれない。

そして儚いものかもしれない。

希望とか、愛とか、勇気とかそういう言葉を連想させてくれます。

そして、美しい女性を連想されてくれます。

P40
どうすれば王子さまの心に届くのか、そうしてふたたび気持ちが通うようになるのか、わからなかった……まったくもって謎につつまれている、涙の国というものは!

泣いているひとはどうしてほしいのだろう。

泣く娘を私は大体抱きしめて必死になって言葉をかけ続けます。

大人のくせに泣き虫の自分が泣いているときは大体「そうだね、そうだね」と同調してもらいたいですね。

どうにもならないことは泣いている本人が一番よく分かっているはずです。

だから泣くのだと思います。

どうにもならない現実に人が対抗するには泣くのが一番手っ取り早いからです。

泣き止んだらまた心に余白が出来る気がします。

Chapter8

P43
胸を打つほどの美しい花「トラなんかぜんぜんこわくないけど、風が吹きこむのは大きらい。ついたてはないのかしら?」

あれ!?これは、喘息持ちだったコンスエロですよね。

P43
胸をうつほどの美しい花「夕方になったら、ガラスの覆いをかぶせてね。あなたのところ、とても寒いわ。設備が悪いのね。わたしが前にいたところは……」

でた、「わたしが前にいたところは……」。

やっぱりコンスエロだ。

バラは恋の花、愛の花コンスエロがモチーフですよね。

人は恋をすると、愛する人が出現するとその人を夜空の北極星によく例えます。

あなたさえいてくれれば人生を歩んでいけると。

P46
星の王子さま「ぼくはあのころ、なんにもわかっていなかった!ことばじゃなくて、してくれたことで、あの花をみるべきだった。あの花はぼくをいい香りでつつんでくれたし、ぼくの星を明るくしてくれたんだ。ぼくは、逃げだしたりしちゃいけなかった!あれこれ言ういうかげには愛情があったことを、見抜くべきだった。花って、ほんとうに矛盾してるんだね!でもぼくはまだ、あまりに子どもで、あの花を愛することができなかった」

愛する相手とのことばのすれ違いですか。

人それぞれ同じ言葉も定義が違ったり、用法容量が違ったりするものですよね。

混乱して逃げたんだぁ~。

仕方がないと言えば仕方がないともいえます。

Chapter9

P46
星を出ていくのに、王子さまは渡り鳥の旅を利用したのだと思う。

思う、ということは聞いたのではないということですね。

P46
旅立つ日の朝、王子さまは自分の星をきちんをかたづけた。ていねいに、活火山の煤もそうじした。星にはふたつの活火山があったのだ。これは朝ごはんをあたためるのに、なかなか便利だった。死火山もひとつあった。だからこちらも、同じようにそうじした。きれいにそうじをしておけば、火山というのは静かに規則正しく燃えて、噴火はしない。

 三口コンロの一つが煤が詰まって火がつかなくなっているようです。

それでも念入りにコンロ全体をていねいにそうじしてから家を出たらしいです。

これは小さなお家かもしくは小さなアパートかそんな感じがします。

P47
星の王子さま「さようなら」王子さまは花に言った。
花は答えなかった。
「さようなら」もう一度言った。
花は咳をした。でも風邪のせいではなかった。
「わたし、ばかだった」とうとう花が言った。「ごめんなさい。幸せになってね」

切ない場面ですが、これはこれで良かったといえるんじゃないでしょうか。

Chapter10

P50
やがて王子さまは、小惑星325、326、327、328、329、330のあたりまでやってきた。
そこでそれらの星を訪ねて、仕事をさがしたり見分を広めたりすることにした。

星の王子さまも仕事をするようです。王子さまだけど、ふつうに就職活動もするようです。

P50
最初の星には、王さまが住んでいた。
P56
「そのとおり。ひとにはそれぞれ、その人ができることを求めなくてはならん」王さまは言った。「権威というものは、なにより道理にもとづく。もし人民に、海に行って身を投げろなどと命じたら、革命が起きてしまう。予の命令が道理にもとづいておるからこそ、予には服従を求める資格があるのだ」

この王さま、どこかの会社の社長さんのように感じます。

P56、57
星の王子さま「ここではもう、することがなくなりました。そろそろまたでかけます!」王子さまは、王さまに言った。「行くな。大臣にしてやろう。」
王さま「行くな。大臣にしてやろう。」

これは~、退職を申し出たが、引き留められている感じですね。

P59
王さま「そちを大使に任命する」王さまが急いで叫んだ。威厳のある堂々とした様子だった。
星の王子さま「おとなって変わってるな」王子さまは、旅を続けながら、つぶやいた。

星の王子さま、ごめんなさい。私が代わりに誤ります。

これはいけません。大変いただけません。

王さまの章は私が代わりに謝って、星の王子さまに思い直してもらいたい心境になってしまいました。

大人がみんなこんなに酷くはないからと。

この王さまの章は、王さまが痛すぎて愚かすぎて泣きたくなりました。

Chapter11

P59
二番目の星には、大物気どりの男が住んでいた。
大物気どりの男にとって、人はみな彼を称賛する存在なのだ。

また面倒くさいのが出てきました。

P62
大物気どりの男「『称賛する』というのは、私がこの星でいちばんハンサムで、いちばんおしゃれな服を着ていて、いちばん金持ちでいちばん頭もいいと、認めることだ」

出た、ナルシスト。面倒くさいナルシストの章はページも少ないですね。

Chapter12

P63
次の星には、酒びたりの男が住んでいた。王子さまがここを訪ねたのは、わずかなあいだだったが、それでもとても憂鬱な気持ちになってしまった。

これはあかんやつや。依存症はあかん。助けを求めているが助けられん。どうにもならんやつや。

依存症でなかったとしても、あれや、一人で自己嫌悪の穴に自ら望んで入っていくやつや。

どっちにしてもどうにもならん。

Chapter13

P66
四番目の星は、実業家の星だった。実業家は仕事中で、王子さまがやってきても顔さえ上げなかった。

年間売り上げが何百億クラスのバリバリの商売人でしょうか。

P68
星の王子さま「金持ちでいられると、なんの役に立つの?」
実業家「ほかの星を買える。誰かが新しく見つけたときに」
P69
実業家「そりゃそうだろう。誰のものでもないダイヤモンドをきみが見つけたら、それはきみのものだ。誰のものでもない島をきみが見つけたら、それもきみのものだ。誰よりも先になにか思いついたら、特許をとる。そうすればその思いつきは、きみのものだ。で、私は星の持ち主というわけだ。私より先に星を持とうと思った者は、誰もいないんだから」
実業家「管理する。数をかぞえ、またかぞえなおす」「むずかしい仕事だ。でも私は有能な人間だからな!」
実業家「だが銀行に預けられる」
P70
実業家「私の星の数を、紙切れに書くってことだ。で、その紙切れをひきだしにしまって、鍵をかけておく」

実業家のことばに私のピントが合いません。

最初の星から四番目の星にかけて、「王さま」「大物気取り」「酒びたり」「実業家」と出てきました。

このあと7番目の星が地球になります。

明日、「第3夜」で星の王子さまは地球にたどりつきます。

 

 

 

 

 

教室の詳しい内容はこちらです
さくらぷりんと
スポンサーリンク
おすすめの記事