【嫁ブログ】娘の先生方〔102〕

ピンポーン♪

 

PM5時ごろ、娘がC教室の先生の送迎車で帰ってきました。

私「お帰り~、今日もよく頑張ったね~、えらいよ~、えらいよ~」

娘 片方の足でもう片方の足の靴をグイグイ押して靴を脱ぎました。もう片方の靴は振り落として脱いでいます。

  そして、「おんぶ~!」

私「はいはい、よいしょっと。先生、すみません、ハンコを代わりに押していただけませんか?」

先生「はい、ではお借りします」

 

これは毎日ほぼ同じように繰り返されています。

 

娘にはたくさんの先生たちが一日を通して関わってくださっています。

学校では、毎朝校門で校長先生が登校してくる全校生徒の最初の出迎えをして下さっています。

校門には徒歩の子達、自転車の子達、親の自家用車の子達、学校の通学バスの子達、と様々な形態で登校します。

大変混雑しますし、車は危ないからか先生が校内外からの出入りの車と人との誘導を毎朝されています。

一年中なので、晴れの日も雨の日も風の日も何時間も何時間もずっとです。

有難く、そして申し訳なく、また有難く、申し訳なく、有難く、∞……。

校内に入ると教頭先生他たくさんの先生方がすれ違うごとにご挨拶をしてくださいます。

養護学校は教育上、挨拶をとても大切にされているのだと感じています。

障害の程度に関わらず、挨拶が身についていることによって身を守るすべになるのは確かだと思います。

入学以来、親の私も見習っていこうと思い、自宅周辺でも挨拶する回数を増やしています。

 

それから、教室手前で担任のT先生や学年主任のM先生が娘を出迎えてくれます。

毎朝グダグダ登校の親子なので半分まだ目の覚め切っていない娘をお父さんが抱えて下駄箱まで運びます。

私が娘の上靴を履かせて先生に娘と荷物を託します。

その際に先生とほんの少し昨夜や今朝のお話をさせて頂いて、後ろ髪をひかれながら出来るだけサッと娘の前から姿を消すようにしています。

いつまでも親の姿が目に入ると、娘の意識の"切り替え"によくないであろうと思われるからです。

 

先日、コロナで伸び伸びになっていた授業参観と懇談会がありました。

授業参観は楽しい楽しいお誕生日会でした。

お誕生日会を通してたくさんのお勉強がそこにはありました。

「イベント(お誕生日会)」というものの概念を理解すること。

そこで使われる「言葉」、「流れや手順」、

音楽を通しての「ことばやリズム、メロディー」、

こどもたち一人一人の意思表示や決断の場もありました。

そして全体を通してみんなで一つのことをするという大切な集団意識の育みなど盛りだくさんでした。

充実した授業参観の後は学年初の懇談会でした。

娘のクラスの他のお友達のお母さんお父さんたちが集まって自己紹介をしたり、

近況の悩み事を先生に相談したりと大変深い懇談会になりました。

そこでは本当にお父さんお母さん方の日常の苦難が詰まったいろんなお悩みを聞きました。

ですがここでは個別のお悩みについては伏せさせて頂きます。

全体としては普通の幼稚園や保育所の懇談会での悩み事相談に近いのではないかと個人的には感じています。

 

懇談会から数日後、遠足がありました。

遠足は四国水族館でした。

その遠足のしおりが凄いのでここにご紹介させて頂きます。

 

養護学校では子供たちが日常の行動がしやすいように、全ての行動の前に事前準備を先生方がしてくださいます。

まず、一場面(シーン)ごとに物や人の写真やイラストを先生が作ります。

しおり、ファイル、プリント、黒板、ホワイトボードなどありとあらゆる見やすい土台の上にそれを掲示して、一語一語ゆっくりと明るく大きな声で子供たちに「時」「場所」「行動」「手順」「注意事項」などを説明してくれます。

そして子供たちの理解のペースに合わせて何度も何度もその丁寧な説明を繰り返してくれます。

またひとつひとつの完全手作りの写真カードやイラストカードの出来栄えは素晴らしい完成度で、どんな子でも理解が追いつくように配慮されています。

さらに絵カードで説明するだけでなく、カセットテープやCDで音楽もたくさん取り入れて子供たちのやる気や理解度がさらに上がるようにされていたり、時にはテレビ画面でVTR動画観るなどの予習をしたりとたくさんの工夫が施されていて大変な手間もかかっています。

 

遠足の翌日、T先生とM先生が娘の頑張りを沢山ほめてくださいました。

「お母さん、Sちゃんすごく頑張ってましたよ。みんなと同じペースできちんと列に並んで落ち着いて動けていました。タカアシガニが餌を食べている場面ではとても楽しそうにはしゃいでいましたよ。」

嬉しいですね。

母子で水族館に行くときはいつも母を置いてけぼりにしてどんどん自分のペースで走って行ってしまいます。

人込みに小さい娘の姿はあっという間にかき消されて、私は娘を探して館内中をぐるぐる走り回ってばかりいます。

やっと見つけてもすぐに娘は唐突に急に思い込んだ方向に突き進んでまた消えてしまいます。

大人が数人いたら娘の姿は簡単に隠れてしまいます。

40分~50分間同じ魚を見続けていると思ったらいつの間にか消えていて、隣の建物の中腹で別の魚の前に張り付いていたりするのです。

そんな娘が学校の遠足ではクラスのみんなに合わせて行動できたというのですから(泣)

 

ピンポーン♪

「お帰り~、今日もよく頑張ったね~、えらいよ~、えらいよ~」

「おんぶ~!!」

「先生、すみません。ハンコを代わりに押していただいてもいいですか?」

「お母さん、Sちゃん今日もとっても頑張っていました。自分から机に座ってどんどんお勉強が出来ました。今日は数字を数えるお勉強や折り紙をしました。」

 

子供って知らぬ間に成長するものなのですね。

そして外では親の前では絶対に見せない姿でがんばるものなのですね。

教室の詳しい内容はこちらです
さくらぷりんと
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