「王道~思いやりの道~をただ歩むだけだ」 現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【第7章 算盤と権利 その2】

〈Q〉みなが自分の権利や義務を主張して、何から何まで法律の裁きを仰ごうとすれば、どうなるだろう?

 

 〈A〉みなの気持ちは険悪となり、人と人との間に壁が築かれて事あるごとに争いが起こり、一家(または会社)が仲良く一つにまとまることは望めなくなるだろう。

調和が出来上がれば権利や義務といった考え方は無意味となる。

 

金持ちがいるから、貧しい人々が生まれてしまうのだという考え方で、

世の中の人がみな、社会から金持ちを追い出そうとしたら、どうやって国に豊かさや力をもたらせばよいのだろう。

国家を豊かにし、自分も地位や名誉を手に入れたいと思うから人々は日夜努力するのだ。

その結果として貧富の格差が生まれるのなら、それは自然の成り行きであって、

人間社会の逃げられない宿命と考え、諦めるより外にない。

 

 

同時に、常に貧しい人と金持ちの関係を円満にし、

両者の調和を図ろうと努力することは、

もののわかった人間に課せられた絶えざる義務である。

 

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