「孝行は強制するものではない」 『論語と算盤』に書いてあることを私なりに書き出してみた  【第9章 教育と情誼 その1】

わたしにも子供が何人かいるが、彼ら彼女らが果たして将来どうなるのか
わからない。
「心配をかけるとしたら、自分の病気のことだけにするよう努めなさい」
と言っている。
けっして親孝行を要求したり、強制したりはしないようにしている。
(栄一)

〈親の気持ち一つ〉

親は自分の気持ち一つで子供を親孝行にもできるが、逆に親不孝にもしてしまう。

重要 自分の思い通りにならない子供が親不孝ではない。
(栄一)

 (例) 親もとにずっといながら親を養うことをしない子供だからといって、それは必ずしも親不孝ではない。親を養うことが親孝行だとしたら、馬や犬を養うのと同じである。

栄一の父
お前の18歳頃からの様子を見ていると、どうもお前にはわしと違った所がある。
読書をさせれば理解力にすぐれ、また何事にもよく頭がまわる。わたしの希望からいえば、いつまでもお前を手元においてわたしのいう通りにさせたい。しかし、それではかえってお前を親不孝にしてしまうから、わたしは今後お前をわたしから自由にし、お前の思う通りにさせたいと思う。
(栄一の父)

父が「これが親孝行の道なのだ」と孝行を強制していたら、わたしはかえって父に反抗したりなぞして親不孝の子供になってしまったかもしれない。
(栄一)

孝行は親がさせてくれて初めてできるもの。
子供が孝行をするのではなく、親が子に孝行をさせるのである。
(栄一)

〈親子で違う〉

私は父より多少優れたところがあった。しかし、私の子供たちは私よりどちらかといえば劣っている。
しかし、この親子の違いを責めて「わたしの思う通りになれ」と強制したりしない。
わたしの思うようにならなくても親不孝の子供だとは思わないようにしている。
(栄一)

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