
『論語読みの論語知らず』
『文字の問屋』
『飯を食う字引』
フク先生
文字を読むことを知っているだけで、物事の道理をきちんと知らないものは学者とは言えない。
(例①) 『古事記』は暗唱しているが、いまの米の値段を知らないもの・・・実生活の学問に弱い人
(例②) 『論語』『孟子』や中国の史書については詳しく知っているが、商売のやり方を知らず、きちんと取引ができないもの・・・現実の経済に弱い人
(例③) 高学歴なのに独立した生活ができないもの・・・いまの世の中に必要な学問に弱い人
フク先生
こうした人物は、国のためには無用の長物であって、経済を妨げるタダ飯食いだな。
〈学問とは何か―その1〉
学ぶ目的
知識、教養の領域を広くしていって、物事の道理をきちんとつかみ人としての使命を知ること
知識、教養を深めるために
①人の話を聞く。 ②創意工夫する。 ③書物を読む。
精神分野
①修身学 ②宗教学 ③哲学
物質分野
①天文 ②地理 ③物理 ④科学
〈学問とは何か-その2〉
一、実生活は学問である
一、実際の経済も学問である
一、現実の世の中の流れを察知するのも学問である
フク先生
学問は、和漢洋の本を読んで終わりではない!