
『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』の意味をもう少し詳しく考えてみる。
〈人と人は本来同等とはどういうことか〉

貴族

貧乏人

知恵者

無知な者

役人

駄菓子屋

労働者

富豪

借家暮らし

商人

力士

お姫様
(注意ポイント!) 現実社会で人が同等にあるということではない。
見た目(腕力、財力、知力、権力)は雲泥の差なのが現実である。

フク先生
貧富、強弱は現実の在り方であってみなが同じというわけではない。
〈人と人の平等、権利とは〉
人がこの世に生まれるのは、天によるのであって、人の力によるのではない。
もともと同類、同じ天の下に生まれた同じ人類である。
たとえ見た目が雲泥の差であっても、生まれつき持っている人権は全く同等で軽量の差はない。
人には生まれながらの権利がある
人権とは―ひとりひとりの命を重んじて、財産を守り、名誉を大切にするということ。
天がこの世に人を生まれさせるにあたっては、体と心の働きを与えて、この基本的人権を持つものとしたのだから、どんなことがあっても、人間がこれを侵害することはできない。

フク先生
他人の迷惑にならないで自分のやりたいことをやるというのは、その人の当然の権利なのである。人と人が互いに尊敬し合い、それぞれがその社会的役割を果たして、お互いに迷惑をかけることがないとすれば。