「蟹穴主義が肝要」 『論語と算盤』を図解入りで分かりやすく【第1章 処世と信条 その8】

〈修身と忠恕(ちゅうじょ)〉

昔から偉い宗教家や道徳家の学者さんたちがひとびとに「道」を教えたり、「法」を立てたりしてきた。

栄一カエル
詰まる所、「修身」(自分を磨くということ)に尽きるだろう。

栄一カエル
更に言えば、わたしの生きる指針は一貫して「忠恕」(ちゅうじょ=良心的で思いやりある姿勢)である。
渋沢の流儀 First Step
箸の上げ下ろしの間の心がけ

箸の上げ下ろしの間の心がけとはどういう意味かな?

箸の上げ下ろしの間の心がけとは
日常の何気ない作法にも細やかな気配りを怠らないという心がけという意味だね。

栄一カエル
わたしは家族に対しても、客に対しても、その他手紙など何かを見るのにも、
誠意を尽くしている。

〈己を知る〉

渋沢の流儀 Second Step
 蟹は甲羅に似せて穴を掘る
 「渋沢の身の丈」を守るという心がけ

世間の若者
前進あるのみ!望みはでっかくいこう!

栄一カエル
自分の力を過信して身の丈をこえた望みが過ぎると
とんだ間違いを引き起こすことがあるもの。
***今から十年ほど前のこと***

政府の偉い人1
渋沢さん、ぜひ大蔵大臣になってくれないか。

政府の偉い人2

渋沢さん、ぜひ日本銀行の総裁になってくれないか。

渋沢栄一
有難いお言葉ではありますが、ご辞退申し上げます。
(わたしは明治6年に感ずることがあってこの実業界に穴を掘って入ったのであるから、
今更その穴を這い出すこともできはしない。)

孔子
進むべきときは進むが、止まった方がいいときは止まり、退いた方がいいときは退く。

栄一カエル
人は出処進退(仕えるときと辞めるとき)の決断が大切なのだ。
同時に、身の丈に満足するからといって、意欲的に新しいことをする気持ちを忘れては何もできない。

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