「立派な人間の争いであれ」 『論語と算盤』を図解入りで分かりやすく  【第2章 立志と学問 その4】

世間の人
渋沢さんは温厚だし、誰とも争ったりしなさそうですね。

渋沢栄一
それは誤解ですよ。むしろ逆です。

えっ!? 意外!

渋沢栄一
人間はいかに人格が円満でもどこかに角がなければならない。
古い歌にもあるように、あまり円いとかえって転びやすくなるものだ。

世間の人
そうはいっても、みんな言ってますよ。
渋沢さんは円満なお人だと。

渋沢栄一
いえいえ、皆が思っているような決して円満な人間ではないですよ。
これは実際の話だが、大蔵省で総務局長をしていた頃のことであった。
わたしが大改革をした出納制度に反対だった出納局長が威張り腐った態度で総務局長室にけんか腰で乗り込んできた。わたしはその者の振り上げたコブシをかわしたうえで厳しく一喝し返した。
渋沢の信念
わたしの信ずるところをゆり動かし、これを覆そうとするものが現れれば、
わたしは断固としてその人と争うことをためらわない。

そもそも争いの質が高いなぁ~。

孔子
過ぎたるはなお及ばざるがごとし

栄一カエル
『論語』で孔子がいっているように、
あまり円満になり過ぎると人としてまったく品性がなくなってしまう。

 

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