塾長ブログ 松島 奥の細道談義 第7回 松島(前半) 2021年8月12日 この奥の細道談義、前回更新から 何と約10が月が過ぎていました。 月日の経つのは恐ろしいものです。 またボチボチ再開しようと思い立ち、昨日奥の細道を読み返していたのですが、 ここ「松島」から 「平泉」 「尿前」 「尾花沢」 「立石寺」 という、奥の細道の一番美味しいところが続くことを再認識して、ちょっと震えていま... アールズ塾長
塾長ブログ 奥の細道 奥の細道談義3 殺生石・遊行柳 「田一枚」の味わい 2020年9月30日 今日は「殺生石」と「遊行柳」です。 旅が進むにつれて、どんどん面白くなります。 玉藻の前伝説 日光を後にした芭蕉先生は、北へ北へと進みます。 途中、お弟子さんのところへ世話になり、 「犬追物の跡」「玉藻の前」の古墳をお参りしています。 まずは、この「玉藻の前」と呼ばれたお姫様のお話をしなくてはなりません。 「玉藻の前」... アールズ塾長
塾長ブログ 奥の細道 奥の細道談義2 日光 一番大切なこと 2020年9月30日 (レイアウトが壊れたため記事をリメイクしました) 私は、古典文学を専門とする学者でも何でもないので、古典を読むときは、自分の好きなように読んでいます。 きちんと調べれば、それなりにちゃんとしたことを書けなくもないでしょうが、学者ではないので、 古典って、こんなお気楽に読んじゃっていいの? という乗りでやってまいります。... アールズ塾長
塾長ブログ 奥の細道 奥の細道談義1 冒頭 旅への思い 2020年9月29日 5月に公開した記事のリメイクです 序(本文) 本文 月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也。 つきひははくたいのかかくにして、いきこうとしも またたびびとなり。 舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらへて老をむかふる物は、 ふねのうえにしょうがいをうかべ、うまのくちとらえておいをむかうるものは、 日々旅にして旅を栖とす... アールズ塾長
塾長ブログ 奥の細道談義 第6回 末の松山 2020年9月23日 いよいよ仙台に入ります。 ここからは、楽しみな場所が目白押しです。 今回は超絶有名歌枕末の松山ですが、末の松山が歌枕になるいきさつには、悲しい背景がありました。 仙台でのんびり 仙台入りした芭蕉先生は5月4日から8日まで、4泊しています。 芭蕉先生が奥の細道の旅に出る七年前、『松嶋眺望集』という本が刊行されていま... アールズ塾長
奥の細道談義 自粛の憂さ晴らしに思いつきで始めてみた奥の細道談義5 2020年5月11日 白河の関を越えて、いよいよ旅は「陸奥編」に入ってきました。 ここまでの行程をざっと簡単に地図で振り返ってみましょう。 白河の関に入る前に、黒羽で2週間逗留(とうりゅう)して旅の疲れを癒した話はすでにしました。 この奥の細道の旅では、 どんどん進む→しばらく休む→どんどん進む→しばらく休む というパターンを繰... アールズ塾長
奥の細道談義 自粛の憂さ晴らしに思いつきで始めた奥の細道談義4 2020年5月7日 白河の関にやってきた! いよいよやってまいりました。白河の関です。 これより後、みちのくの歌枕をめぐる旅が本格化するわけで、前回お話した「殺生石」「遊行柳」は料理で言えば前菜、アペリティフ、居酒屋の突き出しみたいなものです。 それで腹一杯にするわけにはいきません。 本文を見る前にまずは白河の関について少々の蘊蓄... アールズ塾長