論語と算盤 「実際に効果のある人格の養成法」『論語と算盤』を図解入りで分かりやすく【第6章 人格と修養 その6】 明治維新により西洋の文化を輸入するにつれ、道徳が酷く混沌とする時代状況になってしまった。現代(明治)の青年が、いまもっとも切実に必要としているのは、"人格を磨くこと"だ(栄一) 儒教……古臭い、理解できない キリスト教……一部の人だけで一般的ではない 新しい道徳は生まれていない 思想界は全くの混乱状態 国民……何を信...
論語と算盤 「自分を磨くことへの誤解」『論語と算盤』を図解入りで分かりやすく【第6章 人格と修養 その5】 〈Q〉自分を磨くことはその人の"自分らしさ"を傷つけるからよくないのでは? 〈Q〉自分を磨くとかえってその人の心がいじけてしまうのでは? 〈A〉この問いは、そもそも、自分を磨くことと、自分を飾り立てることを取り違えていませんか。 自分を磨くとは自分の心を耕し、成長させることです。「練習」「研究」「克己(こつき...
論語と算盤 「自分を磨くのは、理屈ではない」『論語と算盤』を図解入りで分かりやすく【第6章 人格と修養 その4】 「修養」 自分を磨くこと。 ㊟理屈ではなく、実行すること 現実と学問との調和 例1「朱子」 儒教を研究し発達させた。 しかし、当時の宋王朝は政治も乱れ、兵力も弱く、儒教の効果が実際にあらわれなかった。 例2「徳川家康」 朱子の儒学を採用し、藤原惺窩(1561~1619)、林羅山(1583~1657)らを採用して、...
論語と算盤 「西郷どんと二宮金次郎さん」『論語と算盤』を図解入りで分かりやすく【第6章 人格と修養 その3】 西郷隆盛 1828~1877 薩長の軍事責任者として明治維新の立役者となる。 しかし新政府では意見の対立などから下野し、西南戦争で自刃する。 映画『ラスト・サムライ』のモデル。 二宮尊徳 1787~1856 通称は二宮金次郎。 独学で学問を修め、全国の疲弊した農村600余りを再建した。 西郷さん・・・参議 明治政府初期...
論語と算盤 「人格の基準とは何か?」『論語と算盤』を図解入りで分かりやすく【第6章 人格と修養 その2】 人と人 「上を見ても際限がなく、下を見ても際限がない」 ―人の評価― 人は棺を蓋うて後、論定まる(人は死後になって評価が定まる) 〈出典〉唐代 杜甫 「君見ずや簡蘇溪(かんそけい)」にある 「丈夫、棺を蓋うて事始めて定まる」 と、昔の人が言っている。 ならば、人と人を評価する基準もきっとどこかにあるはずた! ① 「...
論語と算盤 「やり方、変えてみます」『論語と算盤』【第6章 人格と修養 その1】 めっきり寒くなってきました。 毎朝養護学校に娘を夫婦で送っていっていますが、学校が山にあるので 日ごと色づく紅葉を見ながら過ごしています。 夏には蒸れて困っていたマスクもこう寒くなってくると温かくていいものです。 アールズの生徒保護者の皆様におかれましては 最近の「さくらぷりんと」サイトのプリント更新に 塾長が孤軍奮闘...