そろばん学習をおすすめしない学習塾の先生がいます。
「そろばん3級に合格しました、しかし役に立ちませんでした」
という塾の先生がいますが、簡単に信用してはいけません。
理由を説明します
「そろばん3級に合格しました、しかし役に立ちませんでした」の発言から推測されること
この方は
【そろばん先行型】
の教室に通っていた可能性が濃厚です。
【暗算先行型】
の教室に通っていたなら、
「そろばん3級に合格しました、しかし役に立ちませんでした」
という表現にはなりません。不自然です。
世の中にはさまざまなタイプのそろばん教室があります。
【そろばん教室A】
そろばん3級合格 暗算3級合格
【そろばん教室B】
そろばん3級合格 暗算二段合格
同じそろばん学習でも、AとBの教室では、そろばんと暗算の進級に違いがあります。
A教室では、そろばん3級に合格した生徒が、暗算3級にとどまっています。
B教室のような【暗算先行型】の教室では、そろばん3級に合格した生徒が暗算有段者となっています。
少なくとも、私の教室では自然なことです。
そして、そういう教室は探せばいくらでもあります。
暗算有段者であれば「私はそろばん3級に合格したが、そろばんは役に立たない」という言い方にはなりません。
「暗算段位に合格したが、そろばん教室で得た暗算力は役に立たない」
という言い方になるはずです。
しかし、現実には暗算段位の計算力が、算数の勉強に役に立たないことはあり得ません。
だから私はこの発言が不自然であると述べました。
したがって冒頭の先生は【そろばん先行型】の教室に通ってしまったために、「そろばん式暗算」の素晴らしさを体験することなく、他の学習に移行していった可能性が濃厚なのです。
「役に立つ」そろばん学習を求める皆様は、ぜひ【暗算先行型】の教室をお選びください。
ちなみに、タブレット学習やフラッシュ暗算のある・なしは、教室の良し悪しの判断とは関係ありませんのでご注意ください。
どうしても気になる場合は、タブレット学習やフラッシュ暗算が「ある理由」「ない理由」について教室の先生にお尋ねしてみてください。
良い教室であれば、それなりのお考えがあって運営されているはずです。
皆さまが、よいそろばん教室と出会えることをお祈り申し上げます。