そろばん・あんざんの検定試験は、奇数月の月末に実施されます。
つまり、2ヶ月に一度、年に6回検定試験があります。
この検定試験を活用して、いかに生徒に上手になってもらうかを珠算指導者は日々考えています。
この記事では、そろばん・あんざんの検定試験に対する私の考え方を述べさせていただきます。
基本姿勢
私の検定試験に対する基本姿勢は、
ギリを攻める
です。
理由は単純です。
その方が上達が早いからです。
受かるか受からないか、微妙だなあ、厳しいなあ
と感じる場合は、基本的にGO!です。
検定試験の申し込みを作成するのは、いつもだいたい試験日の7週か8週前です。
つまり、私は7~8週後の生徒の伸びを予測して、その検定試験に受かりそうかどうかを判断しています。
もちろん大はずれをやらかして不合格を出してしまうこともあります。
しかし、その場合でも検定合格に向けて練習することに変わりはありませんので、ちゃんと上達はしています。
「検定の不合格者を極力出さないようにする」
と、
「検定申し込みでギリを攻める」
の2つは、よく考えれば相反する命題なのですが、この相反する命題を前に、生徒が最も上達するバランスを探るのが私の役割です。
ということで、
頑張ればなんとかギリで合格できそうだ
と思ったら基本的には検定の申し込みを渡してしまいます。
ご家庭での判断
子供たちの生活は、そろばんがすべてではありません。
他の習い事のイベントや家族旅行など、それぞれのご家庭にはいろいろな予定があります。
ですから、私が出す検定試験の申し込み(受験票)は
絶対受けるべきとは、お考えにならないでください。
加えて、次の級に挑戦するかどうかは、受験する本人の精神面も考慮に入れる必要があります。
本人の精神面や性格を最も把握しているのは保護者の皆様ですので、私は保護者の皆様の「受ける・受けない」の判断は常に尊重する気持ちでおります。
以上が、私の検定試験に対する考え方です。
ご参考になれば幸いです。