電卓、エクセル、スマホ、AIの時代でもそろばんを習って意味あります?

あります。

 

もくじ

そろばん教育の効用

そろばんを習うとどんな良いことがあるのでしょうか。

そろばん教育には、子供たちのさまざまな能力を向上させる効果があります。

よく言われるのは次の5点です。

 

そろばん学習で得られる効果

1.計算力

2.自己肯定感

3.集中力

4.記憶力

5.空間把握能力

 

これらの5つの効果を見て、

「ちょっと盛りすぎじゃないのか」

と思われる方もいるかもしれません。

 

しかし、長年そろばんを教えてきた実感としては、

上の5つの効果は、「あてはまっている」と思います。

 

なぜさまざまな学習効果が生まれるのか

そろばんを習うことが、なぜそんなによいのでしょうか。

ただそろばんを弾くだけではだめです。

頭の中にそろばんをイメージして計算する

 

「そろばん式暗算」

 

ができるようにならないと、

これらの効用を実感することはできないでしょう。

 

頭の中でそろばんの珠をイメージし、

それらを動かしながら計算することで

脳の活性化につながることは明白です。

 

集中力

また、そろばん教室では、時間を計るのが当たり前になっています。

そろばんを習うと「集中力」が身につくとはよく言われますが、

毎回のように時間を計ることで集中力が養われる側面は大きいでしょう。

 

自己肯定感

「自己肯定感」についても触れておきます。

そろばんを習うと、常人離れした計算力が身につきます。

 

このことにより、学校での勉強は、特に算数において圧倒的な優位に立つことができます。

これにより「自分は算数が得意」という自信、

さらに「勉強が得意」という自信につながっていきます。

 

そろばんを習うと自己肯定感が高まるのは当然の成り行きと言えます。

 

 

そろばんの先生も電卓やエクセルやAIを使う

さて、そんなそろばんですが、

「電卓やエクセルがあるのだから、そろばんなんていらない」

という、私からするとちょっと乱暴な意見を目にすることがあります。

これは

「人工知能が発達した時代だから、勉強しなくてよい」

という意見と同じです。

 

どんなに科学技術が発達しても、それを扱うのは人間です。

個人の能力を高めていくことが必須であることは明らかです。

 

「電卓やエクセルがあるのだから、そろばんなんていらない」

 

という理屈は、

「交通機関が発達したのだから、ジョギングは意味がない」

「パソコンやスマホが自動変換してくれるから、漢字は覚えなくてよい」

「AIが自動生成してくれるから、文章力は鍛えなくてよい」

などの理屈と同類です。

そんなこと言わずに、個々の能力は伸ばしていきましょう。

 

そろばんの先生である私も、電卓やエクセルは使います。

 

電卓やエクセルのおかげで、教室で使う「そろばん」「暗算」「算数」のプリントを作ることができます。

そして、この記事を書くにあたっては、準備段階でbingの提供するAIChatを活用しています。

 

科学技術が発達したおかげで、何をするにしてもとても便利になりました。

だからといって、それを使いこなす私たちの能力が低くてよいわけではありません。

 

計算力をはじめとする、さまざまな能力を伸ばしてくれるそろばん学習は、

これからの時代も子供たちの役に立ち続けることでしょう。

 

 

さくらぷりんと
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