
ちょっと思い付きで表題のようなアンケートを生徒にやってみました。
小3以上、28名の生徒に回答をしてもらったのですが、
その結果がとても興味深いものだったので、今回はそのお話です。
全体の傾向
まず注目したいのが、
「テストで100点とる人、勉強がよくできる人」のような回答をした人が、
28名中6名にとどまったことです。(約21%)
これは想定よりも割合が低かったです。
つまり、残りの約80%の生徒は、
「テストの点数」「勉強ができる」以外の観点に着目していたということです。
これが、最近の小学生のトレンドなのか、それともこの教室独特の状況なのかは分かりません。
印象に残った回答
次に、印象に残った回答を紹介します。
小4男「やさしい人」
小3男「説明力がある人」
小4男「努力をしている人」
小6男「ピンチでも冷静に動ける人」
小5男「適応力が高い人」
小5女「勉強はある程度できる人で、あとは空気を読める人。まわりに対して気遣いができる人。勉強がすべてではないと思う」
など、勉強以外の価値観、
「対人関係」や「自分の課題との向き合い方」に着目した意見が聞けたのはとても興味深いものでした。
その中でも私が驚愕したのは、次の中1男子Y君の回答でした。
「頭のいい人は、いろんな種類がある。
たとえば、勉強ができるもそうだが、
自分で考えてやるべきことを行動に移せる人。
あとは、発想力がすごくて、予想の斜め上を行く人」
これは、さり気ないようでいて、ものすごい回答です。
アメリカの心理学者ロバート・スターンバーグが提唱した「三元知能理論」というのがあります。
それは、頭の良さを次の3つに分ける考え方です。
①分析的知性 ② 創造的知性 ③実践的知性
奇しくもこのY君の回答は、この3つを網羅してしまっているのです。
①勉強ができるのもそうだが(分析的知性)
③自分で考えてやるべきことを行動に移せる人(実践的知性)
②あとは、発想力がすごくて、予想の斜め上を行く人(創造的知性)
私は、彼の回答を聞いたとき、鳥肌が立ちました。
スターンバーグがちょろいのか、うちの生徒がすごいのかはさておき、この一致に驚いたことはここに記しておきたいと思います。
作文での回答
さて、この記事の締めくくりとして、
この「頭のいい人・かしこい人ってどんな人?」という質問に
作文で応えてくれた生徒がいましたので、その生徒の作文を紹介いたします。
1パターンだが、例が2つあるので紹介します。
1つ目は、好きなことに夢中になり、そのことをどんどんやる人です。
なぜかというと、好きなことに熱中して深掘りしていくと、よりできるようになり、かしこくなります。
「好きなこと」は将来にも生きるはずです。
五年生になると、小学校の総合の授業で職業の勉強をしますが、そこでおうちの人へのお仕事インタビューがありました。
その仕事についた理由を聞いた結果、ぼくのクラスの中で「得意なこと」という意見が出てきました。
ぼくは、「得意なこと」の中には、未来に生かされる「かしこい」があると思いました。
2つ目は、どんどんやるとできるようになり、発展させていく人です。
テスト100点に関係なく、より深め、発展していけば、そのことについてくわしくなり、頭がよくなります。
このように、かしこい・頭が良い人というのは、テスト100点の特定の優等生ではなく、自分で良さや強みがあると思うことができるすべての人であるとぼくは考えました。
大きく二つに分けられる。自分の人生をしっかり生きる人と、自分が考えたことをまっすぐつき進む人だと思う。
まず、自分の人生をしっかりと一生懸命生きる人の理由とは、生きることで色々な経験をしっかり学んで教訓を得ることができるからだ。
しっかり生きることで、色々な経験や学びがあるので、
「今をしっかり生きよう」
と思うだけの人でも、そういう人は頭がいい人だと思う。
次に、二つ目の自分の考えたことをまっすぐつき進む人が頭がイイ理由だが、それは自分が思っていたこと、考えていたことなどを、他の人に
「それはちがうんじゃない?」
などとさえぎられている人がいると思ったからだ。
また、親におこられるからだまっておく人もいると思うからだ。
そんなことを気にせずに自分の意見をおし通すことができる人が数少ない中で、
「自分は~な意見もあると思う」
「他に~な手立てがあったんじゃないか」
「~した方がいいと思う」
などと、自分が返りうちにあうリスクがあるところできっぱり言い、つきすすむ人が頭がイイと考える。
このように、人生を生きる中で、色々な子音を学んだり、自分の意見に自信を持ったりすることをしている人こそ頭がイイ人なんじゃないかと思った。
今回のアンケートでよく分かりました。
私は、たくさんの良い生徒に恵まれています。
みんなすごいです。
良い生徒に恵まれるというのは、よい保護者に恵まれていることに他なりません。
皆様のご期待に添えるよう、今後もやってまいります。
トップの画像は雲辺寺の紫陽花です。


