ここ数年、ずっと抱いている疑問があります。
それは、私のように「読み書きそろばん」の指導をしている先生が、
全国のどこかにいないのかという疑問です。
その答えを求めるべく、ときどきネットで検索をかけてみます。
「読み書きそろばん」という言葉は、検索語句としては結構なビッグワードなので、
単に「読み書きそろばん」で検索をかけると、びっくりするほどいろいろな情報がヒットしてしまいます。
そこで、
「読み書きそろばん 教室」
というワードで検索をかけてみるのですが、このワードの上位表示はほとんど
「よみかきそろばんくらぶ」
で埋め尽くされています。
「よみかきそろばんくらぶ」とは、とある教室の名前です。
その教室で、何を教えているかというと
「そろばん」と「硬筆・書写」です。
硬筆・書写……
ええと、そうではなくてですね、
「読み書き」って国語力のことだと私は思っているのですが、
このお教室は違うようです。
他にも、いくつかのそろばん教室がヒットするのですが、
指導内容を見ていくと「読み書き」に関してはどこもかしこも「硬筆・毛筆」を指導されている教室ばかりです。
「読み書きそろばん」の語句がある教室のうち、
「読み書き」に関して、「国語力」を指向した指導内容がある教室を見つけることはできませんでした。
いやはや、「よみかきそろばん」と看板を掲げている教室は、
「そろばん」+「硬筆・書写」(毛筆含む)
を指導するのが現在の相場のようです。
つまり、「そろばん教室」と「硬筆・毛筆教室」がセットになったような感じでしょうか。
そうではなくて、私が探しているのは「読み書き」=「国語指導」と考えている教室です。
1.自力で教材を作っていること。
2.本格的に国語力を養成するための指導過程を作り上げていること。
3.そろばんは、有段者を多数輩出し、競技会にも積極的に参加していること。
4.1~3の結果、学校の成績も優秀な生徒が多数在籍していること。
この4つの条件を満たす教室を探しています。
「硬筆・毛筆」にも一定のニーズがあることは承知していますが、「読み書き」=「国語力」と考えるならば、「硬筆・毛筆」だけでは何か物足りません。
私の考える「読み書きそろばん教育」というのは、
算数国語の圧倒的基礎学力が身に付くことを意味します。
そして、私と同じようなことを考え、実行している人は必ずいると思います。
アールズよりも、はるかに高い完成度でこれを実践している先生がどこかにいなきゃおかしいと思っています。
「お前の言う、読み書きそろばん」をやっているぞ、という先生がおられましたら、ぜひともご連絡ください。
志を同じくする人がいるというのは心強いものです。
また、教室運営者でなくても、この記事をご覧の方で、そういう教室をご存知の方がおられましたら、情報提供いただけましたら幸いです。
まさか、「読み書きそろばん教育」を実践している教室が、
「日本中でうちだけ?」
ってことはないと願っています。