
「学び」を心から楽しめる教室を作る事。
しっかりとした学力の土台を身につけてもらうこと。
次世代を担う日本人を育てること。
これらが、私が教育を行う目的であり、夢であり、信念です。
宇宙の真理に肉薄する。
この世の仕組みを解明する。
自分の人生の目的を探究する。
これらの営みに没頭する大人になろうとすれば、学ぶこと、学び続ける力をその身に宿すことは当然必須であろうと考えられます。
学ぶこと、学び続ける力の基本の「き」、
それこそが「読み書きそろばん」だと私は信じています。
そして、私の行う「読み書きそろばん」をしっかりと学んだ生徒は、「学力」「知力」だけではなく、
「日本人としての精神性」の種をその身に宿すことにもなります。
これは、功利主義によって行き詰まり、限界に来ている今の日本をよりよい方向へ導き、
半ばあきらめ、半ば絶望している人々の心を照らす存在になることも意味します。
何も大それたことをする必要はないし、有名人や権力者になる必要もありません。
自分の生きている場所で、しっかりと中今を全うできる人になればそれでよいと思います。
しかし、節穴からしか世界を見ることができない状態に仕組まれた現代社会で、
自分のぶれない軸を見いだし、歩を進めるためには、昨今の教育環境だけでは何か足りないのは明らかです。
子供達を指導していく過程の中で、手探りで「読み書きそろばん教育」の質の向上に力を尽くしてきた私の立場から言えること。
「読み書きそろばん教育」こそ「足りない何か」を埋める近道です。
たとえば、一人の少年がアールズという武器屋で「そろばんの剣」と「こくごの魔導書」を買いました。
かなり強そうです。
その辺の敵(プリント)くらいなら楽勝で倒せます。
敵(プリント)をたくさん倒すと、経験値がたまり(100枚チャレンジ・メダルなど)、
抽選会でアイテムをゲットできることもあります。
また、クエストやイベントをクリアするとプレミアムラッキーカードがもらえます。
幼児なら小判と引き換えにガチャガチャを引いて運だめしすることもできます。
こんな感じで、生徒達はゲームを遊ぶように学習に取り組んでいます。
レベルが上がれば上がるほど、高い学力を身につけているという仕組みです。
「学び」と「遊び」を同居させることで、「学ぶのは楽しいことだ」という感覚を強化するねらいがあります。
メンタルの弱い子の支えにもなっています。
教室で体験できる「学ぶ楽しさ」の要素は他にもたくさんちりばめられていますが、具体的には、これから順次ふれてまいります。
こういう教室を作るのに、あらゆる試行錯誤を経てきました。
正直に申し上げますが、尋常じゃない手間ひまがかかります。
これから数回に分けて、なぜ私が「読み書きそろばん」にたどり着いたのか、その後どうなったのかをお話いたします。